父子家庭体験

ママ友ファミリーと温泉に行く予定だった週末の朝、妻の実家から一本の電話。
藤沢に住む妻のおばあちゃんが突然亡くなった…という連絡でした。

このおばあちゃん、いつも我ら夫婦のことを気にかけてくれて、子どももとても可愛がってくれて、こころやさしくて、でも強い心をもっていて、それなのに可愛らしいところもあって…なんにしろみんなが大好きなおばあちゃん。

…すぐ家族で行く!いや!あんたたちは来なくていいから!とか紆余曲折あったけれど、子どもらは保育所で新型の患者がでた直後だったこともあり、結局今回は妻ひとりで行くことに。

そんなわけで、しばしの間父子家庭の体験…

食事の支度やら弁当づくり、その他家事全般は普段からやっているので問題ないとしても、不安は夜。
長男ハルトはいいとして、次男夏樹は寝入りもおっぱい飲みながらだし、夜中も頻繁に「おっぱい~」って食いついている…まるで新生児みたい。


そんなわけでちょっと心配そうな顔で搭乗口に消えていった妻を見送ったあとは、動物園を歩いたり、買い物をしたり…
夕食を料理してみんなで食べて、風呂に入れて、さあ寝かしつけ。

いつものように枕元に絵本をいっぱい用意して、読み聞かせ…
「ハルト夏樹、今日はかーちゃんばーちゃんとお別れしているから、かーちゃんいないけどいい子で寝るんだよ」って言い聞かせたのが効いたのか、おっぱいなしでもすんなり寝たのでした。

きっと地獄の夜になるのかな…とふと目覚めると、もう朝。あれっ?
子どもたちはスヤスヤと寝たままで、そそくさと抜け出してシャツにアイロンかけて、朝食の支度をして、自分のお弁当をつくり、子どもたちのご飯だけのお弁当をつくり…と一連の仕事をしてもまだ寝てる。

結局その後起こすまでちゃんと寝ていて、寝起きもスムーズ、朝ご飯もちゃんと食べて、すんなりと支度して保育所に歩いていったのでした。

そっかー、夏樹は新生児みたいと思ったけどやっぱり新生児じゃなかったのね..

ハルトはかーちゃんに電話して
「かーちゃん、ちゃんとおばあちゃんとお別れできた?帰り気をつけて帰ってくるんだよ、電話くれてありがとうね」なんて言っている姿を見て、そんな子どもの成長にちょっと泣けました…

結局妻は1泊だけで翌日の最終便で帰ってきたのだけれど、そんなちょっと貴重な父子家庭体験。

Zoo1
週末、動物園は紅葉が見事


Zoo2
もしもし?かーちゃん?