田舎で子育て

Inaka

ハルトが通っている農村保育所は素敵なところだ。

まずは施設自体が小規模であること。

とっても小さな保育所なので、全部の親が子ども全員のことをちゃんと知っていて、地域全体で地域の子たちを育てている感覚がある。

施設自体はちょっと古いけど、でも定員50人の施設に20人くらいしかいないから、全体的に広々していて、子ども達が走り回れる空間もいっぱい。

20人というのは2歳から6歳までの合計で、一応年齢別になんとなくクラス分けはされているけれど、でも基本的にはごちゃ混ぜで年長の子が下の子の面倒を見たりしつつ、みんなでワイワイと過ごしている様子。

子ども達もみんな素直で良い子たちばかり、なにかと「ハルトのお父さーん」って囲まれるけど、それもすごく楽しい。
送り迎えでは夏樹もいつも一緒で、子どもたちみんなが「なっちー♪」って可愛がってくれて…。

お泊まり保育やらお祭りや遠足などの親子総出のイベントの数々があったり、地域一丸の運動会があったり、名前は保育所だけど、幼稚園みたいな部分も多い。

そして環境の良さ。
移ろう季節を肌で感じながら、毎日お花やら植物や空を流れる雲を見ながら歩いて、セミやバッタを追いかけて…。

そもそも地域内の道路自体に車が少ないので、車に対してそれほどピリピリしなくていいのが特に素敵だ。

小学校も中学校もそんな感じみたいだし、こんなに子育てに向いているところが他にあるのかなー?なんて思ったりする。

自分たちは子育て環境の良さが魅力でここに来たわけではなく、子どもが生まれてはじめてそんな「子育て環境がよい」という魅力を発見。

上の写真は保育所の庭に立っているサクラの木の様子。

やっぱり田舎で子育ては素敵です。