夏樹とお買い物

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このところ、だいたい平日午前中は夏樹を連れて育児の集まりに顔を出して、それが10時から11時半までくらいのことが多いので、そのあと食料品の買い物をしてお昼に帰宅する…なんて日々だ。

その食料品の買い物、歩くようになった夏樹と一緒にスーパーを歩くのはちょっと楽しい。

夏樹は歩くのが大好きなので基本的にはカートには嫌がって乗らず、少し前まで抱っこしながら無理に買い物していたけれど、でも抱っこではなく自分の足でスーパーをテクテクと歩かせながら買い物すると結構ラクだということに最近気付いた。

ハルトがこれくらいの年齢のときの買い物はけっこう大変な仕事で、まあカートに乗らないのは一緒だとしても、床に下ろした瞬間、どっかにピューっと走っていってしまったり、商品の山を豪快に崩してみたり。

床に散らばった「みそ田楽」を店員さんと拾い集めたりしたよなー。
かと思えば、こんどは抱っこしろ!と泣き叫んだり、泣きながら床に転がってみたり。

それに比べると夏樹連れはとても平和で、歩いていってしまうこともあるけど「夏樹ちょっと待って」と言えばだいたいは止まるし、行ってしまったとしてもそれほど遠くにいくこともない。もちろん商品の山で雪崩を起こしたり、床に投げたりもしない。

そうそう、レジとサッカー台での袋つめもそう。

ハルトのときは支払いと袋つめが困難極まった。
子が暴れて困り果てている姿を見かねたレジ係さんが袋つめを代わりにやってくれることがあり、逆にそれに甘えて「この人は袋入れてくれることがある」なんてチェックしてみたり、エコバッグを使ってみたり…。

夏樹は立たせて「ちょっと待ってねー、これがタマゴでしょう…」なんて声をかけていれば、たいていはそのまま様子を見ているので、とてもラクチン。
袋つめを代わりにやりましょうか?って言われることもないし、店内の果てまで追いかけることも無い。

ホント子どもって個体差があって面白いよなぁ。

見ているとやっぱり怪獣系の幼児を連れたママさんが大変そうにしていて、ああ、あれはハルト系!お母さんがんばれ!心の中で応援したり、さらにその様子を「なんであんなに大変そうなんだろう…?」と見ている子連れママさんの顔を見て、もし自分の子が夏樹だけだったら、そりゃわかんないよなあーと思ってみたり。

なんにしても、今はもうハルトも落ち着いて、一緒に買い物にきても夏樹と同じように一緒に歩けるし、それどころか「ハルト、牛乳2つとってきて。いつもの赤いヤツね」なんてお願いすらできる。

やっぱり子育ても経験だなぁ、なんて思う、夏樹連れの買い物だ。