シロクマセーター

子どものレッグウォーマーがいいよ、とママ友の間で話題になっているのでユニクロに行ってみたら、あたたかそうなダウンジャケットがいっぱい売っている。
いいなー、ダウンジャケット欲しいなー。妻も買ってみたら?なんて言っている。

でも、そうそう、シロクマセーターがあるよね…と思い直し、やっぱりダウンジャケットは今年も買わないことにした。

シロクマセーターというのは、いまから10年と少し前に買った毛糸のセーターのこと。カウチンセーターというんだっけ?
太い毛糸で作られていて、後ろに大きなシロクマの柄が編んであって、とても大きくて暖かくて、なんとなく北海道の厳しい冬に似合うような気がして、お気に入りの一着だ。

とても重い上にもう10年間も毎年着ているモノだから、あんまりキレイではなく、毛玉も目立つ。コーヒーをこぼしてしまい、ちょっとシミになっていたりもする。

でも、それでも気に入っているこのセーター。
10年前に新婚旅行で晩秋のカナダに行って買ったもので、なんとなくその旅行の思い出や、結婚してからの毎年の冬の思い出が詰まっているような気がする。

夫婦で迎えた初めての冬、お正月の参拝、クリスマス。
横浜の海も、はじめて北海道に来てドキドキしながら迎えた冬の日も、いつもの犬の散歩も、子どもと歩いた雪の日も、いつもコレを着ていたなー。

日常的に使うものだから、それほど大事大事にしているわけではなく、ある程度ラフに扱っているけれど、それくらいでちょうど良いのだ。

というわけで、クローゼットから今年もまたシロクマセーターを出してきた。
ボタンもまだ全部ついているし、虫にも食べられていないみたい。
かなりへたってきているけれど、まだもう少し着られるかな。

そんなわけで、シロクマセーター、今年もどうぞよろしく。

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コレです
普段「写真撮る係」なので自分の写真が全然なく、2年くらい前の然別湖コタンの写真でようやく発見!