支援センターの名札

先日、保育所に行った際、自分とハルトの名前が書かれた写真入りの名札を受け取った。

これ、町の子育て支援センターに行った際に使う名札で、もうハルトを連れて育児支援センターに行くこともないだろう…ということで、支援センターから保育所を通じて返却されてきた…というわけ。

もうハルトを連れて育児支援センターに行くことはない…そう言われればそうだよな…。

子育て支援センターに限らず、最近は町の子育て関連の集まりに顔を出すことが非常に多い。
最初は子どもの遊び場所と遊び相手を求めて渋々…という感じだったけれど、頻繁に行くようになると、顔見知りのママさんも増え、子どもの場というより、子育て仲間のみなさんとのおしゃべり場のような雰囲気になってきて、最近では集まり以外の部分で集まったりすることも出てきた。

別途記事にしようと思うけど、よく顔を合わせるママさんたち仲間の有志8人ほどで、この冬から町の子育て支援事業の空白を埋める新しい育児の集まりを立ち上げよう…自分たちとこれから子育てをするみんなのために、よりよい子育て環境を自分たちの手で作ろう…と動いていて、その準備を通じたやりとりがあったり、ウチに遊びに来てくれる人も時々いたり、単に育児の集まりと言っても、そこから広がる「地域の子育ての輪」はなかなか充実していて楽しい部分も多い。

もちろん夏樹を他の子と遊ばせたり、地域の情報交換や、子育てについてアドバイスしてもらったり、逆にアドバイスしてみたり、そんなやりとりもいっぱいだし、他の子どもたちがみんな大きくなっていくのを目の当たりにするのもまた楽しいものだ。


ここまで来るのに1年半かかってしまったけど、やっぱり地元に育児仲間がいるのは心強いし、もっと単純に人と関わるのが楽しい…というのもある。
もちろん自分以外は全員ママさんでしかも自分より若い人が多く、いろいろな意味で馴染めなくてより孤独感を感じたことも多かったけれど、それももう昔の話だ。


…でもそれもずっとは続かない。
子どもはどんどん大きくなって、夏樹だって育児支援センターに行かなくなる日はそう遠くない。

いまハルトがそうであるように、きっと夏樹もまた農村保育所にすぐ行きたがるだろうし、そうして平日の日中に子どもらが全員いなくなったら、もう育児の集まりに行くこともない。
そのときが自分にとって今の「地域の子育ての輪」からの卒業。

ハルトが行っている例の農村保育所は2歳から入れるので、早ければ来年8月には夏樹も保育所に行きはじめ、そのときが地域の子育ての輪からの卒業だ。
(また子どもが増える可能性も無くはないけど(笑))

そうしたら支援センターにも、その他のいろいろな集まりにももう行くことはないし、きっと子育て仲間のみなさんや、いつも頼りにしている先輩ママたちに会うこともほとんどなくなるよな。

帰ってきた名札を見ていたら、ふとそんなことに気付いて、なんだかちょっと寂しい気持ち。


子どもに完全に張りつけなのは乳幼児の間だけで、その時間はとても短い。
子どもは毎日いろいろな発見をして、どんどん大きくなって、その過程を毎日目の当たりにしている…

こんな毎日を送れることに感謝しつつ、もう少しの間子育てを楽しみたいなー、そんなふうに思う秋の日々だ。

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オレ様も大きくなったよ