人間だから

ふたりの子どもを育てて、やっとわかったことがひとつある。
それは自分が育てているのは人間だ、ということ。

うちの兄弟はなにもかも正反対。

友達への興味、食べ物の好み。生活リズム。
抱っこへのこだわり。興味の対象、好きな歌。

気持ちいい寝方、親の言うことへの反応。
困ったときの反応。成長の度合い。

顔もそうだし、性格的なものも。
扱いやすさ育てやすさ。
なにかと遅い遅い言われていた長男、教科書通りの発達をみせる次男。


どれもこれもみーんな違っていて、とても同じ人間から生まれたとは思えない…。
同じように育てているつもりなのに。

その違いにとまどったりすることもあるけど、よく考えたらそんな違いはあって当たり前。

それは彼らが人間だから。

自分と誰かが価値観からクセから好みまで全然違うように、子どももまたひとりひとり別の人間なのだから、それはもう根本から全然違う。


だから子どもがひとりひとり全然違うのは当然であり、他人と自分の子を比較するのはまったく意味がなくて、少しずつできることが増えてるのを見守った方がいいよね。

…でもねえ、そんなこと言ってもやっぱり第1子のときはどうしてもなにかと比較してしまう。
同じ年月に生まれた子の様子がとても気になったり。
もちろんハルトのときだって「比較は意味がない」というのは知っていたけど、でも本当の意味としてはわかっていなかったような気がする。

そういった意味でもやっぱりふたりめ以降のほうが心に余裕があって、子育てを楽しむことができるんじゃないかなー?なんて最近夏樹を見ながら思うのでした。

Nn
ばあー♪