ふたりの関係

少し前まで、ハルトと夏樹をふたりだけにできない…という問題があった。
それはハルトが夏樹を押し倒したり、布状のものをかぶせたり、なにかと危害を加えることが多い、張りついて見ていないと夏樹が危ない、そんな理由から。

もちろんその都度ハルトに「ハルトやめなさい、夏樹痛いでしょう?」と叱っていたのだけど、伝わっているんだかどうか。

ところが最近、ハルトが急に物わかりが良くなってきて、夏樹に対して危害を加えることが突然無くなった。

こうしたら夏樹痛いもんねー、なんて言って自粛しているようだし、たまたまぶつかったりしてしてまい結果的に痛い思いをさせてしまったときは、「夏樹ごめんねー、もうしないねー」なんて言っているハルト。

年齢的なものなのか、保育所効果なのか、兄貴としての自覚に目覚めたのか、それとも夏樹が歩くようになったのと関係あるのかさっぱりわからないけど、なにしろ良い傾向だ。

で、ふたりきりにしても安心になってきた…と思っていたら、別の問題が発覚。

今度は逆に夏樹がハルトをいじめるようになってきた。
いきなりハルトの耳をつかんだと思うと、思いっきり引っ張ってみる。
ほっぺをつかんで、力を込めてつねってみる。

…痛い!痛い!夏樹やめて!とハルトが声を上げるのが楽しいのか、一向にやめる気配がない。
かといってハルトは夏樹に反撃したりしないで、夏樹がやった…と泣いているので、夏樹を制止するのは我らの役目。

「夏樹やめなさい!ハルト痛いでしょう?」
と言うけど、それこそわかっているのかどうか…。

そんなわけで、またしてもハルトと夏樹をふたりだけにできない状態に戻ってしまった我が家。

Clip_2
ハルトが急に怪獣から子どもに変化して喜んでいたけど、今度は夏樹が怪獣化する番か…?