兄弟

我が家のチビ兄弟は結構違いがある。


ハルト3歳は怪獣で人の言うことを全然聞かず、そのわりに激しく甘えん坊で自己主張が誰よりも強い。

たとえばチャイルドシートやカートやベビーカーには断固拒否して乗らず、赤ちゃんの頃からずーっとかーちゃんとーちゃんに張りついている。

「順番」「ルール」などが大嫌いで強情、ぐずりがひどい、寝ない、思い通りにならないときのかんしゃくぶりは新生児の頃からすごいし、ひとり遊びもとても苦手で、面倒見るのも文字通り張りついていないとダメ。
未だにとーちゃん見て!ここに居て!などと何かと大変な人だ。


そして夏樹1歳は正反対。
比較的あきらめが良くて、ハルトほど自己主張することもない。

チャイルドシートやカートやベビーカーにもわりと乗るし、ひとりで遊ぶことを知っている。甘えてきたりもするけど、ハルトに比べるとかわいいものだ。

子育ての負荷はハルトのほうが断然上で、いつも困る要素があるとすればそれはハルト。誤解を恐れずに書けば、ハルトはなかなか手ごわくて、夏樹は育てやすい子だ。
まあまだ1歳になりたてだから、これからかもしれないし、我らの気持ち的な部分もあるかもしれないけど…。


さて、昨日はいつもの児童館開放へ。

ここは原則1歳以上の子が遊びに来るところなのだけど、1~2歳の子と一緒に下の赤ちゃんが一緒に来ていることもある。

この日もよく会う3人のママさんがそれぞれ0歳児を連れてきて、マットの上に3人を置いて、上の子と遊んでいた。

3人の生後半年前後の赤ちゃんはみんなおとなしく過ごしている。
ママ抱いて!!と泣くこともなく、おとなしくスタッフやいろいろな人に抱かれたりしてご機嫌だ。

おとなしい3人はまるで我が家の夏樹みたい。
夏樹と彼ら3人の赤ちゃんに共通することは、全員次男だということ。


ハルトと夏樹のこの性格の違いは、生まれつきだと思っていたのだけど、違うのかなあ。
「上の子がいる」という環境なのか、あるいは育て方なのか…

そんなことをまわりのママさんやスタッフさんと話していたのだけど、スタッフさんはこんなことを言っていた。

私は、最初の子と反対の性格になる…つまり最初の子で決まると思う。
最初の子が大変だと次は楽な子が生まれ、逆に最初が楽だと次は大変…
大変な子が続く兄弟、あるいは楽な子が続く兄弟って見たこと無いのよねー

なるほどー。
現役の保育士でいっぱいの親子に日々接しているし、自身も3人のお母さんでまさに経験豊富。その経験からだったらそうなのかもなぁ。


まあその真偽のほどはわからないけど、やっぱり子どもも人間なんだから一人一人違いがあるよなー、となんだか妙に実感してしまった。

いろいろな子を育てられるのも、兄弟がいるから。
もう少しハルトと夏樹の違いを楽しみつつ、子育てしていこう。