石油暮らし

ガソリンの値段が高い。灯油の値段も高い。
これは田舎暮らし人間にとってはピンチだ。

以前ガソリンが100円前後だったころ「200円になったらこんなところに暮らせないねー」なんて冗談で言っていたけれど、この調子では本当に200円になってしまう感じがする。

我が家から最寄りの町まで15キロ。
ここまで行かないとコンビニもない。

育児の集まりも、日々の食料品などの買い物も、役場に用事があるときも、プールも図書館も、ハルトにJRを見せてやるだけでも、それこそガソリンを入れるだけでも、この15キロを走らないといけないのが我が家。

1日に午前午後夜と3回往復することもよくあったけど、3回も往復したらそれだけで90キロも走ってしまう。

今はやめたけど子どもの寝かしつけで車でウロウロしていた時期も長かったし、すぐ近所の保育所への送り迎えでも、ハルトの機嫌が悪くて荒れていると車を使うことはある。

比較的燃費が良いと思われる1500ccの車に乗っているけれど、給油は週に1回よりも多い。まだ3年くらいしか乗っていないのに走行距離は11万キロを超える…我が家はそんな環境に優しくないガソリンヘビーユーザー。
毎回の給油が3千円台から7千円近くに跳ね上がるのは痛すぎる。

その他にも週末には100km~200km程度離れたところに行くことが多いし、なにか景色を見るとか温泉に行くとか写真を撮りに行くとか誰かに会いに行くとか、なんでもかんでも楽しみはみんなガソリンを使うことに関係している感じがする。

今はシュフをしているから通勤がないけど、またいつか片道35km離れた帯広市まで通うことになったら、そのガソリン代も相当なものだ。

ここは北海道だからもちろん灯油も使う。
お湯は灯油ボイラーだからお風呂に入るだけでも灯油を消費するし、冬は薪ストーブが補助暖房であるとはいえ、主力暖房は灯油ストーブだ。

5月は南の島に旅行に行ったけど、旅行にかかった費用のなかで最も高かったのは、ひとり片道8千円の燃料サーチャージ。これが夏樹まで全員必要だから、8千円×8で64000円の燃料サーチャージがかかってしまった。しかもその後また値上げしているみたい。

そう考えると日々石油で生きているんだなぁ、と変に実感してしまう。

ガソリンについては1日3回をなんとか1回に減らす、あるいは「町に出ない日」を意図的に作る、週末の遠出は頻度を落とす…など、日常生活を見直すしかない。

たしかに無駄に消費していた部分はあるので、いろいろと見直すきっかけにはなる。

とはいえ、生活の基礎的な部分でガソリンや灯油は一定量は必要。
今はガソリンが高い、というのが最も影響大だけど、きっとこの調子では日常生活上でももっといろいろなところに影響がでてくるに違いない。

はやく価格が落ち着いて欲しいのだけど、長期的な価格としては実際どうなんだろう…そんな心配をする田舎暮らしだ。

Hiba
これは児童館で遊ぶ夏樹だけど、児童館に行くのもガソリンが必要なんだなあ