鼻ズルズル

0歳10ヶ月児の夏樹は、なんだかいつも鼻を垂らしている。
いったいいつからだろうか…よくわからないけど、2ヶ月とか3ヶ月とか、そういう単位ではなたれ小僧だ。

その時々でちょっとひどいときもあるけど、全般的には水のような鼻水がタラタラでるだけで、まあ子どもなんてそんなもんだと思うし、子どもなんだから鼻たらすもんよ、なんていうママもいるし、本人がなにか痛がっていたりしているわけでもなく、あんまり気にしていなかった。

その間何度か風邪などで小児科にかかり、クスリをもらっていたのだけど、たしかにクスリを飲んでいる間はやや軽くなるものの、完治には至らず…という状況。


ところが最近育児の集まりなどで、夏樹くんっていつも鼻たらしているよね、それはあんまり良くないねー、耳鼻科行ったほうがいいかもよ?というアドバイスをもらった。
それも同じ内容を複数のママ友から言われて、いつも頼りにしている先輩ママさんにも言われて、さすがにちょっと気になってきた。

別の用事のとき、小児科医に
「それは耳鼻科では?と言われるんですけど?」と聞いてみたら
「たしかに僕じゃ診きれない部分があるから、今回出すこのクスリが終わってもまだ鼻ズルズルやっていたら耳鼻科に行ったほうがいいかも」という話。


ママ友だけじゃなく、小児科医にまで言われたら耳鼻科に行くしかない。
耳鼻科は町内には行きやすいところがなくて少し遠いのが難点だけど、予約を入れれば待たずに診てくれる耳鼻科の情報もゲットし、予約して初めてとなりまちの耳鼻科へ。


診察室に入ると、まず最初は耳掃除から。
モニターで耳のなかの様子が見られるのだけど、ものすごく汚い…うわー。
夏樹は耳が小さいし、動いて怖いというのもあり、あんまり真剣に耳かきしたことがないけど、これは素人目に見てもダメだ…。

4人がかりで押さえつけて、号泣されつつ耳掃除。
それが終わるとなにやらいろいろ診て説明。

「お父さん、これ見てください。これが鼓膜なんですけど、ここホラ、ふちのところがちょっと2重になっているでしょう?これ、水が溜まりはじめているんです」
ほ、ほんとだ…

「中耳炎になりかけ、滲出性中耳炎ですね。治療が必要です…やっぱり上の子が保育所からいろいろな風邪菌を持ってきて、それに次々と慢性的にかかっているんでしょう」
というわけで、抗生物質など、クスリを何種類か処方。

反対側の耳に至っては、なんと耳カスがたまりすぎて鼓膜が見えず、今回は診療不可、どうなっているか見えなくてわかりません…という結果。

これは次回診療の数日前から、耳カスをふやかすクスリを垂らして、次回しっかり取りましょう…ということに。

そうですか…やっぱり鼻ズルズルは放置しないで耳鼻科に行かないとダメなのか。
子どもなんて鼻たらしているもんよ、なんて言って放っておいてごめんな、夏樹。

これでしばらく通えば鼻ズルズルは解決するだろうし、耳もきれいになるはず。もっと早く耳鼻科に行っておけばよかったなー。
滲出性中耳炎を調べると、よくある病気ではあるけど、なかなかやっかいな中耳炎みたい。
やはり先輩ママさんのアドバイスは聞かないとダメだなあ、と実感したそんな耳鼻科だ。