つながること

いよいよ来週27日に迫った子育てイベント「めむろハッピーフェスティバル」の準備作業も大詰め。
打ち合わせの頻度もアップし、保健所に通ったり(飲食関係はいろいろ面倒だ…)、当日の段取りを考えたり、27日当日に向けて慌ただしい日々だ。

そんななか、昨日は新聞社の記者が我が家に取材に来た。
インタビュー記事にしたいので、このイベントの趣旨や、思い、来場者へのメッセージを主催者側の人間として語って欲しい…という旨。

この新聞社はこのイベントにお金を出してもらい、主催者の一員として協力してもらっている関係で、いままでも何度か新聞記事として取り上げてもらっていて、ハルトと夏樹を両手で抱えて「実行委員一同」みたいな写真で掲載されたこともあるのだけど、今回は単独インタビュー、しかも結構大きな記事のようなのでちょっと緊張してしまう。


全般的にいろいろな話をしたけれど、強調しておきたかったのは、人と人とがつながることの重要性。イベントのテーマも「つながること」だ。

子どもを育てることは、親だけではできないことだ。
それは親初心者にはわからないことが多くあり、助言が必要な場面がいっぱい。
時には他人の手助けが必要になることもある。

昔は大家族で、おばあちゃんや親戚が子育てを手助けしてくれる場面があり、こういう人たちのなかで子どもは育っていったけれど、現代社会は核家族化が進み、育児は孤独化していき、また密室化していく。

パパの不在時間はますます長くなり、お母さんひとりに育児の負担や責任感が重くのしかかる。

そんなとき、力になってくれる地域の人、話を聞いてくれる・相談に乗ってくれる人の存在は絶対に必要だし、それは自分自身ふたりの子どもを育ててみての実感でもある。

話を聞いたり、アドバイスしてくれたり、子育ての楽しさや辛さ苦しさを共有したり、子どもをあたたかく見守り、時には叱りつけ…そんな地域の存在、それは近所の人かもしれないし、育児サークルの仲間かもしれない、また別の誰かかもしれないけれど、そんな存在こそが今必要なのでは?


そして人とつながることの楽しさ。
単純に人と交流することは楽しいし、いろいろな人がいて、いろいろな価値観があり、その多様性こそが人間の社会。

子どもを通じて、あるいは通じなくても、もっと地域のみんなと交流して、そのなかでもっと豊かな、より幸せな楽しい日々をおくれたら素敵だよね…そんな意味も込められている。

地域の飲食店に出店してもらい、直接来場者のみなさんとやりとりしてもらうのもそんな「つながる」ことのひとつ。

町内の育児関係の集まり、団体の情報を集めてパネル展示するのも「つながる」ことのひとつだ。


子どもは地域の宝だし、子どもを育てることは私たちみんなの未来を育てること。

子どもたちがのびのびと明るく楽しく、大人になるのが楽しみな…そんな社会、そんな地域になったらいいな。

このイベント自体が直接なにかを変えることにはならないかもしれないけれど、イベントやそれをとりまくものを通じて、地域、そして社会の子育て環境がより良いものになれば…、みんなが子どもをやさしく見守り叱り育てる社会になったら…というのが目標かなあ。

…とそんな話をしたかったんだけど、うまく伝わっただろうか。


そもそも自分はこのイベントの代表でも総責任者でもなんでもない、単なる一担当者。それがなぜこんなインタビューに答えることになったのか、そしてみんなの思いと個人的な思いが混ざってしまっているような気がして記事になるのがちょっと不安でもあるけど、でもまあいいか。

なにはともあれ、当日までもうひとふんばり。がんばります!