先日、近所の「森の奥の白いお花畑」の記事を書いたら、それを見た方から南十勝の個人で作っている「太四郎の森」という花園の話を教えてもらった。
以前なにかの雑誌で見たことはあるけれど、一度も行ったことはなく、そして今がちょうど花の見頃だそう。一緒に送ってくれた写真には、可憐な花々と小川が写っていて心が動かされる…。
というわけで、週末は南十勝にある「太四郎の森」を訪問。
電話して訪れると、この森を作った泉さんが出迎えてくれた。
この森は、住人の泉さんが17年かけてひとりでコツコツと作ってきた森。
2万5千分の1の地形図を頼りに、理想の土地を探して十勝中を探し回り、良い水と気候に恵まれたいまの場所をようやく見つけたそう。
静かな森に鳥の声が響き渡り、とても気持ちがいい。
いまはちょうどオオバナノエンレイソウ、シラネアオイ、エゾリュウキンカなどが満開。
泉さんに園内を案内してもらう。
ちょうど子ども達はお昼寝タイム、交代で夫婦ひとりずつ園内をじっくり見せていただきました。
他には誰もいなかったので、森の管理方法やササ原から今のようになるまでの話や、先日の嵐山の話、十勝の動物植物の話などをじっくり伺う。
「こういうものを作りたい」という理想を追い続けて、ようやく泉さんの理想の形になり始めた森。
チューリップなど海外から持ってきた植物で作った庭や、イングリッシュガーデンのようなものもいいけれど、でもこの土地に昔から根付いていた花々を、その土地の特性を生かした形のガーデンなんて素敵だー。
フクロウの営巣地、ヒグマが木に登った爪痕などもあり、そんな動物たちの様子を想像するのも楽しい。
泉さん手作りの茅葺きあずまやにて。
靴を脱いであがると、ちょうど一面の花々と視線の高さが一緒になり、そこはこの森の特等席。昼寝していく人もいますよー、と言っていたけれど、たしかに昼寝したら最高だな。
公開は土日限定、来園には必ず事前連絡が必要で、直接泉さん(090-1305-9558)へ電話してください。入場料500円です。
(ブログへの掲載と連絡先公開について泉さんの許可を得ています)
今月いっぱいが太四郎の森が一年で一番素敵な季節。
ぜひ行ってみてください!
タピアン
こんばんは。
ここの森ではもう少し早ければミズバショウも見られそうですね。大きな葉っぱを見て思いました。
それにしてもすごい。今流行の庭じゃなくて、実際に北海道に自生する植物だけでこんなにたくさんのものができるなんて…シラネアオイもオオバナノエンレイソウ、エゾリュウキンカも北海道では決して珍しい花ではないと思いますが(いずれも本州では特定の場所でしか見られないか、全くないかのいずれかだと思います)笹だけの土地にここまでたくさんの花が咲くまでにどのぐらいの時間がかかったか、どのくらいの手間がかかったか、それがわかる気がします。
豊かな植生のあるところには、動物もたくさん来るんですよね。
いが
タピアンさん
コメントありがとうございます。
そうそう、ここはミズバショウもとても美しいそうです。なんせ水が豊富ですから。
泉さんはここの手入れを専業にしていて、ひたすらこの風景を夢見て20年近く取り組んできた…というのが素晴らしいと思いました。
そうそう動物たちもたくさん生息していて、それらの生活について聞いた話も興味深いものでした。
泉さんがとても大切にしているので、これからもきっとこの風景を見続けることができるようです。機会があったらぜひ行ってみてくださいね。
ジャムのママ
身内のアクシデントに続き パソの不調にみまわれ
かなり 遅れてのコメントになりました(^^ゞ
太四郎の森 さっそく行かれたのですね。
5月の森の見事さはため息が出るほど。
泉さんの話を聞くとなおさら その想いに感動し、森がいとおしくなります。
みんなにも是非感動を味わってほしいけど
でも あんまり知られたくない。。。そっと見守りたい。
そんな気分になりますね[E:coldsweats01]
いが
ジャムのママさん
おはようございます、先日はありがとうございました。
森の奥の白い花畑は無事にたどり着けたでしょうか。
私たちは無事に5月の太四郎の森、楽しむことが出来ました。
いやいや、ホント素晴らしかったです。
ああやって泉さんが案内してくれるのがいいですよね。
みんなに知ってほしいけど、知らないでほしい、という気持ちとてもよくわかります。
また春に巡回すべき場所が増えてしまいました(笑)
これからもよろしくお願いします!