赤ちゃんのパスポート

先月、夏樹にパスポートを作ろう!と思い立った。

まずいことになって海外に突然逃げたくなったときに必要だし…というのはウソだけど、今のところ予定はないけど唐突に海外に行くことになるかもしれないし、そもそも子どものパスポートってそのときの写真で作るので、「赤ちゃんの記念品」としてはピッタリ。

ハルトのときも同じように作って、髪が薄いハルトがバッチリ写っていて、今見てもなんだか楽しい。結局まだ一度も使っていない真っ白なパスポートだけど、それはそれで良いのだ。

そうと決まったら、早速写真撮影。
写真屋に行ってもいいけど、家で撮ったほうが楽しいよね。

Pass1
パシャッ!
「とーちゃん、なにしてるの~?」

あー、まったくもってダメだー。

はい!夏樹!
夏樹、笑って!…じゃなくて笑わないで!

何回撮ってもどうしても微笑んで、口がひらいてしまう。

Pass2

結局たくさん撮ったのに、どれも楽しそうでカワイイ写真。
ニュートラルな顔なんて0歳児には難しいよなあ。
夏樹っていつも楽しそうだしなあ。

Pass3
ずいぶん挑戦したけど結局、撮れたのは満面の笑みの写真。
大丈夫だろうか…?

うまく申請サイズに合うように印刷の倍率を変えて何度もテスト印字して、ようやく完成。(顔の大きさがとてもシビアなのでちょっと大変)

申請に持って行くと、写真を見た担当者の手が止まる。
「これはちょっと……。うーん…、口が開いてますよねえ…」と困った顔。
「そうですよねえ、でも赤ちゃんだからこんな写真しか撮れないんですよねえ」

「ちょっと待っててくださいね」
…と人に相談したり、どこかに電話をかけたり。

結局窓口では判断できないので出してみましょう、ということになり、最終的にはそのままパスポートになって出てきた。

Pass4
そんなわけで、このままの満面の笑みのパスポートが完成。やった~!
夏樹よ、これから5年間この顔のパスポートだぜ。
ハルトのと一緒に赤ちゃんパスポートがそろって良かったね。

これで家族全員のパスポートが揃い、いつでもどこにでも行けるなぁ、などと微笑む我が家でした。