しゃべりスイッチ

明日で2歳8ヶ月になるハルトは、このところとてもよくしゃべる。
1歳代後半から2歳すぎまで「言葉が遅い」と指摘され続け、言葉の教室?のようなところに行くように言われたり、検診の際に別メニューが用意されていたりしたのがウソのよう。

気が付いたこと、いつもと違うこと、少し前のことなど、とにかくしゃべりまくっている。寝ているときとなにか食べているとき以外はずーっとしゃべりっぱなしでは?と思うくらい。

「時計~、いま8時?もう10時?時計みたい、抱っこして」
「夏樹機嫌いい!ハルト機嫌いい!とーちゃん機嫌いい?」
「あいあい(町の保健施設のこと)見えた!あいあい行く!!とーちゃん抱っこ!」
「パソコンある!ついている!お仕事してる!!」
「バナナあった!バナナジュース飲みたい!とーちゃんバナナジュースつくって!うまーい、あまーい」

とはいえそこは2歳児、昔のことや未来のこと、自分の感じたことと他人の感じたことなどがごっちゃになっていて、なんだか訳分からないことも多い。

いきなり予防接種のことを思いだし、
「ハルト、チクした。ここチク~、痛かった~」
と言ったかと思えば、唐突に飛行機のことを思いだし
「昨日飛行機乗った!ベルトしめた!飛行機はやかった!おねーさんにジュースもらった~、飛行機ゆらゆらしてた~、飛行機また乗りたい!昨日乗りたい!」
いや、それは正月の話で昨日じゃないけど…

車に乗ると「コレ、ハンドル」「コレ、カーナビ」「コレ、カッチカッチ」「コレ、ベルト」「コレいーてぃーしー」「これワイパー」「夏樹うしろー」「かーちゃんいなーい」と一通り話し、「とーちゃん運転中~」「黄色いトラック来た~」とか言ったかと思えば、先月のもらい事故のことを突然思い出して
「くるまドカーン!ぶーぶー壊れた、痛い痛い!修理終わった!見たい!!」
といきなり車の前部を見たがったり。

ちょっと前までは
「これ、なんらろう?」
がブーム。

「とーちゃん!これ、なんらろう?」
「それはね、蚊取り線香。夏になったら蚊がこないように使うんだよ。蚊いやいやだよ。」
「蚊いやいや!わかった!!」

なんだろう?がなんらろう?になっているのがおかしくて、しばらく直さないでいたり。

うるさい!とかほとんど言ったことがないためか、いつもボリュームが全開なのもハルトの特徴。
先日おたふく風邪の予防接種に行ったら、他の子はみんなおとなしくしているのに、ハルトはうろうろ歩き回って「おともだち!こんちわー」「おじさん!白い服!」「パソコンついてない!」「電気光ってる!」「チク、痛い!」「いいもんもらう~」「赤い服かっこいい!」「ダイイチでおかいもんする~」「とーちゃんメガネおかしい」などなど大声でしゃべって、みんなの笑いを誘っていた。

まだ「てにをは」が怪しかったり、「抱っこして欲しい」が「抱っこしたい」になったり、変な部分がいっぱいあるけど、でもそんな不完全な日本語を使うハルトと話をするのは結構楽しい。

昨年の秋頃からけっこう言葉は出ていたけれど、こんなにも「おしゃべりくん」になったのは、年末年始の帰省から。より具体的には2007年12月28日の午後からで、ホントにこの日からまるで別人になったように急激にしゃべるようになったのがとても不思議。やはりなにか「しゃべりスイッチ」が入ったのだろうか?

Haru44
ハルトよ、自分の気持ちや気づいたことを言葉で伝えたり、他者と感動を分かち合えたりできるのは楽しいよね。だって人間だもん。