保育所その後

先日まで迷いに迷っていた「農村保育所にいつから入れるか」という話。

農村保育所に入れる理由としては、ハルトは身体を動かしたくて動かしたくて仕方がないのに、冬になって身体を十分動かせず、欲求不満がたまっていること。
そして本人は他の子と遊びたい年頃なのに、近所に遊び相手がいなくて、子どもが集まる場所も限定的で、他の同年齢の子と接する機会が少ないこと。

これら2点の解決が今農村保育所に入れる主な理由。

他にもやっぱり家庭ではできない体験や経験がある、とも思うし、ハルトと直接は関係ないとはいえ、もう少し0歳児夏樹の面倒をみてあげたい、という気持ちもある。
欲求不満が原因の怪獣ぶりも多少は改善するのでは?という期待もある。


入れたくない理由としては、やっぱりもう少しシュフである自分が面倒をみてあげたい気持ちが一番大きい。
せっかく家族全員そろって生活できる日々で、そんな日々もそう長く続くものではないのだから、それを大切にしたい、という気持ち。せっかくの育児の機会がもったいないような気はやっぱりするし…。なにも今じゃなくても3歳からでも4歳からでも良いような気がする。


先日、ハルトを1日だけ保育施設、例の農村保育所とは別の、街にある民間の保育施設に預ける機会があった。

はじめて朝から午後までの保育。
外でいっぱい遊ばせてもらい、心配していたごはんもちゃんと食べたようだし、昼寝もちゃんとして、おおむね機嫌良く過ごしていた様子。

でもやっぱり他の子とのコミュニケーションで少し問題があるところもあり、欲しいモノがあって他の子と取り合いになると、他の子に馬乗りになったりしたという。

できればそろそろもう少し集団で過ごす機会をつくってあげて欲しい、うちの保育所にお父さんと一緒に毎日来てもいいですよ…なんて言われてしまったけれど、たしかに思い当たるフシはある。

他の子と一緒に遊ぶ機会が少なくて、どうやって接したらいいかわからない…という問題があるのは認識していて、やっぱり他の子とうまくコミュニケーションできない部分はあって、日々育児の集まりに顔を出したりはしているけれど、やっぱり彼にとって十分とは言えない。

とはいえ本人はとても満足した様子で、楽しかった~、また行きたい、なんて言っているし、夕方以降も機嫌良く過ごし、夜もすんなり寝た。


そしてハルトは保育所の前を通るたびに「ほいくじょいく~、ほいくじょいきたい~」と言っている。その1日預かってもらった保育施設にもまた行きたがっているし、農村保育所も同様だ。
そうか、ハルトは保育所が好きなんだね。


ハルトとは直接は関係ないけれど、この農村保育所は親の出番がとても多い、という話も聞いた。やはり田舎なので地域みんなで運営している、という部分があり、行事や普段のお手伝い等でかり出されることが多く、そこはいわゆる一般的な保育園とは違う部分。

自分たちは地域の人たちとの関係が薄いところがあって、きっと保育所や子どもを通して、地域によりとけ込んでいきたいなー、という希望も少しはあったりする。


その他いろいろなことを考えたけれど、ちょうどキリがいいところで1月から試しに農村保育所に入れてみることにした。


ちょっと行ってみて、どうしても合わない、行きたくない、ということになれば行かなくていいし、暖かくなって夏樹が動くようになって、夏樹と一緒に遊ぶ方を優先したい、ということになれば、一時休所してもいい。
学校と違い毎日終日行かなければいけない、というものではない、ということもわかったので、そのあたりは柔軟に対応していくことにしよう。


申し込み用紙に名前を書いて提出したら、なんだかちょっと肩の荷が下りた。

そんなわけで、ハルトは新年から農村保育所に行くことになった。

1月は慣らし保育、というのがあるのですぐ帰って来て、その時間をだんだんと伸ばしていき、フルタイムで保育になるのは1月の最後あたりから。

ハルトがどうなるのか、みんなと仲良くできるのか、先生の言うことをちゃんと聞くのか、毎日ちゃんと行くのかなど、いろいろ不安はある。ハルト自身が楽しく過ごしてくれると嬉しいのだけど。

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この話については、このブログのコメントのほか、実際にこの農村保育所に入れていた方や、最近までこの農村保育所で保育士として働いていた方などから多くのアドバイスをいただきました。
またそのアドバイスを元に今年3月まで働いていた方にも会って話を聞けたし、保育所には入れない派の方、地域の方、同じ境遇の方などから多くの助言をいただきました。

そのひとつひとつがとても参考になったし、ひとりで子どもを育てている気がしているけど本当はそうじゃないんだなぁ、と実感できました。
本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします。