自分の住む芽室町には役場が運営する「育児ネットめむろ」という育児サポートセンターがあって、育児に関することをいろいろとやっている。
一番の柱は、子どもを預かる制度。
といっても育児ネットめむろ自体が預かるわけではなく、預かって欲しい人と預かりたい人のコーディネートをするのが主な仕事。
子どもを預けたい、と思ったら育児ネットめむろに電話。すると都合の合う「預かりたい人」を見つけてくれて、預かりたい人の家庭で預かってもらえる、という仕組みだ。
それから育児ネットめむろの別の事業として、毎週月曜日に児童館の開放、そしてそれに併せて一時託児もやっていて、1時間300円(育児ネットめむろ会員の場合)で子どもを預かってくれる、なんていうこともやっている。
児童館を遊びの場として開放するのと同時に、そこで子どもを預かり、開放に来た子と混ぜて一緒に遊んで過ごす、という内容だ。
この一時託児はちょっと用事があるときに数回利用したことがあるのだけれど(専業シュフでも理由を問わずちょっとの間預かってくれるっていいよねぇ)、とてもよく面倒を見てくれるらしく、ハルトはいつも満足げ。
一時託児とは別に児童館の開放に行くこともあるので、そのときに会う他の子と一緒に遊んだり、広い室内を走り回ったりして楽しく過ごしている様子。
以前帯広市内の民間託児施設にも預けたことがあるけれど、明らかにこの一時託児のほうが楽しそうで、「また行く?」と聞くと「また行きたい~」といつも言っているし、帰るときに「もっと遊んでいたい」なんて主張するのでビックリだ。
その他育児ネットめむろの事業は、毎週木曜日の茶話会など盛りだくさん。
育児ネットめむろを運営しているみなさんがとても子ども好きで、ちゃんと子どものことをよく知っていて、そして我ら子育て中の親たちの役に立ちたい…と思ってやってくれているのがよくかわり、かゆいところに手が届くというか、本当になにかと助かる、そんな育児ネットめむろだ。
さて、今朝の新聞にこの育児ネットめむろのことが載っているのだけど、知らなかったことが2つあった。
ひとつは、こんな育児サポートセンター、当然どこの市町村でもやっているのかと思いきや、そうではないということ。なんと隣の帯広市には無いそうな。
自分は芽室町民だけど帯広は隣だし、芽室といっても端っこのほうに住んでいるので、帯広も芽室も同じように遠く、あんまり帯広とか芽室とか意識することは少ない。
なので、同じように帯広の育児イベントにも顔を出してみたいと思っていたのだけど、でも意外に帯広の育児情報ってあんまり耳に入らないし、帯広の「育児ネットめむろ」に相当する団体主催のイベントとかって聞いたことないなぁ、と思っていたら、なんと育児サポートセンター自体が無いとは…。
そしてもうひとつは育児ネットめむろの預かり制度の「預かる側」の方の話。
自分はどうしてこんな預かり事業が成り立つのか不思議に思っていて、1歳だの2歳だのの他人の子どもを預かっても大変なだけで、たとえ1時間500円もらえるとしても、どうして預かりたい人、なんていうのがいるのか疑問で、いったいそれはどんな人なの?と思っていた。
が、この疑問は新聞を見て納得。
預かるの人のコメントとして紹介されていたのは、「他人の子でも成長を見られるのが楽しいし、他の子と知り合いになれて嬉しい」、、そして、自分の子どもの遊び相手になってむしろ助かる…。
そういえばそうだよなぁ。
自分だってスーパーの子ども遊びコーナーで「おじさんと遊ぼうぜ~」なんて知らない他の子と軽く遊んだりするけど、それは嫌々やっているわけじゃなく、それが楽しいから。自宅に他の子が遊びに来るとたしかにハルトは嬉しそうだし、その子が間隔をあけて来れば成長を見るのは楽しい。
…なるほど、預かる人は預かる人なりに楽しいからやっているのか。
育児ネットめむろの託児は今のところ児童館で集団で託児してもらう一時託児しか利用したことがないけど、今度は「預かり制度」のほうも利用してみようかなぁ、なんて思ったりしたし、もし機会があったら「預かる側」も少しやってみたいな、なんて感じた今日の新聞記事。
育児ネットめむろはそのほかにも単発のイベントをよくやっており、なにかとお世話になりっぱなし。
今日の記事じゃないけど、はやく全国にこんな制度を作るべきだし、そうなれば少しは育児環境も良くなるはず。やっぱり子育てにはこういう小さい部分の環境整備も必要だ。
(記事は病児保育の話に続いていくのだけど、これも必要だなーと思うことしきり。)
なかなか育児と関係のない人たちにはわかりにくい世界だと思うし、自分自身も子どもを持つまで「育児ネットめむろ」自体知らなかったけれど、でももっとみんなが子育てに関心をもってくれたらなー、なんて思った育児ネットめむろと今日の記事だ。
homu
僕が勝手に思っている事
「提供する側、提供される側、
情報を共有できればいいな」
って、その潤滑油の役割を
誰かがしてくれればいいだけなのに・・って(汗
でも僕の地域では
コーディネーターが壁となって
提供する側と提供される側にも距離があって・・
同じ、「提供する側」「提供される側」同士でも
壁がある・・という現状が(涙
どうせ無理なんだろうなぁ~って
諦めモードです(涙
「言うなら自分がやれ!」って事なんでしょうけどね(涙
それができないから、期待しているのに・・
ただ昨日、僕だけじゃなくて
横並びの方々が
同じように思っていると聞いて、ちょっとだけ
希望の光が見えたような気がしました(笑
いが
homuさん
こんにちは。
homuさんの会合はこの話だったんでしょうか。
たしかに情報の共有は大事ですね。
芽室の場合、コーディネーターがとても良く動いていていろいろと気を遣い、目配りをしてくれるので「壁」は特に感じませんが、これはコーディネーターの個人の資質かも..
なんにしろ、予算や人的資源やいろいろ難しいと思いますが、よい方向に進んでいけるといいですね。
また動きがあったら教えてください~!