安眠妨害

2歳のハルトはとてもおしゃべりだ。




なんとか自分の気づいた事ややって欲しいことなど、伝えたい事を伝えようと、少ない語彙を駆使していつも口が動いている。

そしてハルトは声が非常にデカイ。いつもボリュームは最大で、「黄色いおうち!」とか「はやいひと!」「ブロッコリーはたけ!」とか、
いやそんなことはどうでも良いのでは?と思う事を見つけては、いつも叫んで報告してくる。



静かな図書館で「うんこ!うんこ!ハルトうんこでた!!」とか叫ばれるのはちょっと冷や汗ものだったりもするけど、
でも人間だから寡黙よりはおしゃべりなほうが楽しいし、表情豊かで育て甲斐があるというか、そんな育児も楽しいものだ。

さて、そんなハルトだけど静かにして欲しい時もある。

それは0歳児夏樹が寝ているとき。

夏樹は基本的に日中は抱っこしていないと寝ない子なので、ほぼ常に妻、たまに自分が抱っこしているのだけど、
そこにタタタと走り寄ってきては「赤ちゃんおいといて!!」と叫ぶハルト。

それは、自分が赤ちゃんを見たい触りたいから、ベッドの上に赤ちゃんを置け、という希望。

せっかく寝ているのに置くのもかわいそうだし、それ以前に「おいといて!!」の声がでかすぎて、夏樹は不機嫌そうに起きてしまう。

ハルトは本当に赤ちゃんが好きで好きで仕方がないので、ベッドに置いたら置いたで、いじりたくてたまらない。

時には手加減できなくてひっかいたり、なでようとして叩いたりすることがあるので、ハルトが夏樹の横にいるときは、
文字通り1秒たりとも目が離せなくてハラハラするし、その状態で夏樹が昼寝を続けるのは無理だ。



そんなわけで日中ハルトが家にいる間、夏樹は安眠妨害に悩んでいる(はず)。

そして夜は立場が逆転。

ここはとても田舎なので夜は(昼もだけど)とても静か。

「静かすぎて気持ち悪くて寝られない」というお客さんがいるほど、まったく無音の世界だ。

そんな環境で生まれ育ったためか、夜のハルトは物音に敏感で、わりと小さな事で起きるほう。

そして静かな我が家の夜がやかましくなるときがある。それは夏樹の泣き声だ。

いまだに夜も1~2時間おきにお腹がすいて泣くので、ハルトにはそれが迷惑でたまらない。

眠い目をこすりながら起きあがっては、かあちゃんおっぱーい、と言って妻のほうに行っては夏樹と反対側のおっぱいをちゅうちゅう。


やっぱり夜は何度も起きてしまい、ハルトはハルトで安眠妨害に悩んでいる(はず)。

そんな安眠妨害しあうふたり、家族全体としても寝不足の日々だけど、もう少しの辛抱……か?



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兄ちゃんのときは静かだったんじゃないの?

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世の中こんなに楽しいことばっかりなのに、静かになんかしてられねーぜ。