話始めた怪獣

現在2歳1ヶ月のハルトは、やっぱり怪獣だ。

3秒とじってしていられないし、言う事は聞かないし、わがままだし、そのくせ甘えん坊。

先日あるママさんと子連れ向け外食の話をしていたのだけど、なにか話が合わない。

それはその女の子のママは「子どもイス」の有無が主なポイント…ということで話をしていて、自分は小上がり必須、できたら個室…
ということで話をしていたから。

それというのも、ハルトは子どもイスなんて10秒しか座れず、オーダーとりを待つのも無理だし、料理が来るまで待つのも無理、
静かに食べるのも無理、歩きまわるわジャンプするわ、テーブルに立とうとするわ箸は投げるわ叫ぶわ、食べ物は散らかすわで、
イスがあればいい…なんて話とは全然別次元。

買い物に行っても「カートに乗る」なんて到底無理で、手を引いて一緒に歩くか、あるいは抱っこするか。

それでもすぐ手をふりほどいてダッシュして脱出したり、抱っこ中に何が気に入らないのか大暴れして親に痛いめにあわせたり。

気を抜くと並んでいる商品を押して雪崩を作ったり、什器を壊しそうになったり。

クルマに乗せるのも、チャイルドシートに乗らないと主張してみたり、ベルトを止めるのをどうしても自分でやらないと気が済まない、
オレは自分でやるからとーちゃんドア閉めろ!と主張したり…。

乗ったら乗ったで、やれ手をつなげだの、CD聞かせろだの、なんだかんだとうるさいことうるさいこと。

家にいたって、ひとりでなにかで遊ぶなんて無理で、いつも相手してやんなきゃ気が済まない。

一緒に絵本を読むときは静かだけど、それもそのうち飽きてしまう。

唯一気を抜けるのは広いところで自由に走り回らせているときだけだけど、それ以外は本当に大変。

楽しいこともいっぱいだけど、頭に来る事も多いし、本当に育児は体力と根気がいる。



が、実はこれでも一時期に比べると少しはマシになった気がする。

いま振り返ると、今年の4月から6月頃、つまり2歳になる少し前から2歳の誕生日を挟んで少し先まで…が最も大変な時期だった。

当時は今よりもっと大変で、一緒に50m歩くのも困難、あっち行ったりこっち行ったり。

買い物するのも「抱っこ」も嫌で、自分で歩くのも嫌、そもそもなにが嫌なのかわからず泣きわめく。

クルマもチャイルドシートが絶対嫌で恐ろしい形相で泣くわわめくわ、もう大騒ぎ。

このブログにも "現在2歳1ヶ月のハルトは、やっぱり怪獣だ。">チャイルドシートに乗らなくて大苦戦という記事を書いたけど、
本当に毎日なにもかもそんな感じで、これはもうダメだ、自分には手に負えない、このまま虐待とかしないで育てられるだろうか?…
と不安に感じたこともしばしば。

 

ところが、ここ1ヶ月くらいは多少マシになってきた気がする。

少しは物わかりがよくなったような。

その理由を考えてみると、やっぱり言葉が多少使える様になったから、ではないだろうか。

クルマに乗っていても、「とーちゃん手!」と要求したり(あれ?2語?)、ラジオを止めて欲しいときはラジオを指さして「ねんね!」
と言ってみたり。

「だっこー」もよく使うし、行きたい方向は「こっち~」、ワイパーの速い動きを見たいときは「はやーい」、降りたいときは「でたーい」、
サンバイザーの裏についている鏡で自分の顔を見たいときは「ハルトー」などなど。

逆にこっちがハルトに言う「それはダメ」「あとでね」「危ないよ」「とってきて」なども完璧に意味がわかる様になり、
それに応じた行動が取れるようになってきた。

今思えば、自分の要求はいろいろあるのにそれを表現することができなくて、ハルトなりにもどかしさを感じていたのかも。



そのときは「なんて大変なんだ!こんなのずっと続くのか?」と感じて、そして二人目くんのことを考えてちょっと気が重かったけれど、
やっぱりずっとは続かない。

子どもはどんどん成長するものだ、ということがとてもよくわかった。

そのときどきで大変なこと、あるいは嬉しい事は違うけれど、でもひとつひとつ大事にして子育てしていきたい。

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紫竹ガーデンで紫竹さんにハスカップ畑に連れて行ってもらい、食べさせてもらっているハルト2歳。