南の島に暮らす旅

我が家から新千歳空港まで峠を越えて3時間半、那覇行きのJAL直行便で3時間半、那覇空港でさらにJTAに乗り換えて1時間弱… というところに宮古島(みやこじま)がある。
トライアスロンが有名な、エメラルドブルーの海がとてもきれいな島だ。

私たち家族は旅行が大好きで、近くから遠くまでいろいろなところに行くけれど、いつもあっちもこっちもと走り回ってしまい、 なかなかゆっくりできない。
だからぜひ一度は、ほとんど走り回らない、まるでその場所に暮らすような旅をしたい…そんな念願がかなって、 1週間ほどハルトと妻と一緒に宮古島に旅行に行ってきた。

宿泊は静かな集落の古い一軒家を改装した、民家のようなところ。
ちょっとアチコチ古い部分もあるけど、普通の家なのでもちろん台所もあるし、洗濯機もあるし、ミニ図書館も付いていてなかなか快適。

朝、鳥の声で目が覚めて、海の見える集落をハルトの手をひいてお散歩。
沖縄の食材を市場のようなところで買ってきて、ご飯を台所で作ったり、本を読んだり。
また出発前に現地に移住した方とブログを通じてやりとりがあったのだけど、その御夫婦に食事に誘ってもらえて、 オリオンビール飲んで子ども話や南北移住話で盛り上がったり。

また宮古島やその周りの島々には誰もいないビーチがいっぱいあって、波打ち際でハルトと遊んだり、 ビーチに落ちている貝がらを拾ったり…。

車の窓を全開にして誰もいない海沿いの道路を時速10キロでドライブしてみたり、見たこともない花や鳥を見たり、 サトウキビ畑でボーっとしたり、パーラーでおいしいトロピカルなデザートを楽しんだり。

4月の宮古島はもう海開きも終わっているくらいなので、雪降る十勝に比べるととても暖かい。
旅行中、全体的には天気はイマイチで水着の出番はなかった上に、ほんとに怪獣で手に負えないハルトを連れて大変だった場面もあったのだけど、 それでも楽しい1週間。

今回の旅、航空券はマイルが貯まってタダでもらった航空券。
ここに書けないくらい格安の軽自動車を借りて、民家の宿もとてもリーズナブル。
食事もハルトが怪獣と化していることもあって自炊が多かったし、まあ簡単に言うとお金がかからない旅行だったのだけど、 海をながめてのんびりとした時間を楽しむ、別の意味で贅沢な旅でした。


写真は宮古島のとなりの下地島というところ。
海が目を疑うほどキレイで、感激の余り言葉を失いました…。日本にこんな場所があったなんて。
ここは旅客機パイロットの訓練用飛行場があり、このときはタッチアンドゴーの練習をしていて、 すぐ頭上を通る旅客機の迫力にも親子共々大興奮。

とりあえず、まずは無事に帰ってきました!という報告でした。