1歳児とキャンプ

ちょっと前の話に戻るけれど、先週、ハルトを連れて初めてのキャンプに出かけた。
行き先は然別湖北岸の野営場。

然別湖は2軒のホテルがあるだけで、あとはなにもない静かな自然湖。
夏の間だけ行くことができる野営場は、その2軒のホテルからもかなり離れた奥地にあるキャンプ場で、いつもとても静かで大好きな場所だ。

この野営場自体には時々来ていて、湖の風景を眺めたり、静かな時間を過ごしたりしているけれど、いつも日帰り。ここでキャンプをするのは今日が初めてだ。

森に囲まれた野営場は、設備が整っているとはお世辞にも言えず、まさに「野営」といった趣。
利用料はひとり250円なのだけど、その値段相応の設備だと言えなくもない。

早速テントを広げて設営…と思ったけれど、そこで問題発生。
ハルトが歩き回って、いろいろなものに興味津々。
夫婦ふたりのうち、ひとりがずっと見ていなくてはならないので、テントをひとりで組み立てなければならない。大人数用の大きいテントなので、ひとりで組み立てるのに非常に難儀してしまった。
(時々アウトドア派と誤解されるけれど、実際は超初心者なのです)

さらに待ち合わせをしていたのだけれど、携帯電話が圏外で待ち合わせに難儀。
公衆電話くらいはあるだろう…と思っていたら、電話どころか電気すらない。

炭火を起こして焼肉…と思ったけれど、照明が懐中電灯くらいしか無く真っ暗な上に、やはりひとりはハルトを見ていなければならず、楽しく家族でバーベキューという感じではなかった…。
夜にはビール片手に盛り上がっているライダーのおじさんたちがいたりもして、ちょっとやかましかった、なんてこともあった。


でも。
家族3人で寝袋に入り、ふと深夜に起きて耳を澄ますと鹿の鳴き声。
そしてシマフクロウの鳴き声だろうか。不思議な動物の声が響きわたっている。

夜中にテントを抜け出し、湖を見に行くと、月の明かりと湖面に映る月と星。
(少し前の写真がコレです)

道から空を見上げれば、木々のシルエットが月明かりに照らされた夜空に浮かび上がって幻想的で、自分はこの場所で過ごす夜がとても好きになった。

とはいえ、ハルトはまだキャンプが楽しめるという年齢ではなく、やっぱりまだ早いという印象。
もうちょっと大きくなったら、家族一緒にまた来ような。

Shikari
朝の野営場から見た然別湖。
真っ青な空とさわやかな空気が気持ちいい~!

Camp
こんな感じのところでした。