今年もまた、あの場所に行く季節がやってきた。
それは自宅からそれほど離れていない林のなかにある、ニリンソウの群落。
そこは見たこともないくらい、一面のニリンソウが咲き乱れ、そのなかにポツンポツンと白いエンレイソウが咲いている。
道路際に車を止めて、歩くこと数分。
ハルトを連れて、静かなその場所に立つ。
今年も約束通り、そこは一面のニリンソウ。
長いことこのブログを見ていただいている方は、昨年も同じ場所を記事にしたので覚えているかもしれない。
この場所は誰にも教えない秘密の場所。
今日もまた、誰もいない。
川の水音と、鳥の声だけが聞こえてくる。
たまたま知って以来、毎年5月のこの時期に決まってこうして花を見に来ている。
そんなこの場所がすごく好きだ。
誰にも荒らされず、ずっといつまでもこうして決まって5月に花を咲かせつづけてほしい。
↑↓こんな感じのところです
昨年の記事とまったく同じですが、また書いておきます。
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十勝にお住まいの方へお願い。
もしこの場所がどこかわかっても、宣伝するのはできれば止めて欲しいです。
もし行くことがあっても、見るだけ、写真を撮るだけにしてください。
どうか、この場所を大切にしてください。
育休話を書こうと思っていたけれど、今日行ったこの場所がすごくきれいで、どうしても紹介したくなったので予定を変更しました。
ずー
いがさん、こんにちは。
ほんとに写真がきれいでカレンダーにしてほしいくらいです。実は密かに冬の雪景色を携帯の壁紙に使わせてもらってました。あまりにきれいだったもので・・・すみません。
ひとに荒らされていない秘密の場所。ほんとに大切にしていかなくてはいけないですよね。とかく何かの群生地とかいうと宣伝をして観光の目玉になってしまって、歩道だ売店だお土産だなんてなっちゃいますものね。私の出身地の石川県はやはりそんな形で手つかずの自然はほんとに無くなってしまいました。岩手はまだまだ残ってる気がします。GWに、甥っ子と12キロくらい歩いてみたんです。彼が空き缶を拾い始めました。するとこれがまたすごい量なんですよね。そして田植えの手伝いをしていた日の休憩時間にこの甥っ子が藪に向って缶をほうり投げたんですよ。すこし考えてから彼に「お前はこの前おんちゃんと歩いて缶を拾ってただろ?なのに今日はお前が投げるのか?」彼は黙ってました。私は静かに「よーく、考えろ」と言いました。後で聞いた話では、「じいちゃんやおかんもしている」とのこと。おとなはせめて子供には恥ずかしい所を見せてはいけないですよね。
もしかしたら田舎のひとはその自然の豊かさが当たり前でその価値に気が付いていないのかもしれないですね。十勝の自然。守っていってほしいです。
いが
ずーさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
カレンダー、いいですねー。来年あたりPDFファイルにでもして配布したらいいかも…。
携帯の冬の雪景色、ありがとうございます。自分はプロでないですし、使っていただけてとても嬉しいです。
観光地化されていない…って重要です。その意味では、ここは駐車場も案内板もなにもないので、とても良いところです。しかしこうやって記事にすること自体が、少しでも有名になっていくきっかけにならないか、それだけが不安です。
空き缶の話、子どもに教える方法として、とてもいい方法だと思います。
ゴミを捨てる人たち、こっちにもいっぱいいますよ。なんせ山に投棄する人とかもいて驚いてしまいます。
まあ自然保護とかそういう話の前に、人としてマナーが…という話ではありますが…。
自然の豊かさが当たり前であまり大事にしない…、という話は移住した人と話をするとよくでる話ですが、本当にそう思います。なんとなく開拓者精神、自然を制圧する…という気質と関係あるのかないのか、なんて思ったりもしますが、それとは別に北海道の自然を大事にしていきたいです。