春の入り口

北海道はゴールデンウィークに目を覚ます。
眺めの良い観光スポットや、動物園、花の楽しめるスポット、一部宿泊施設や温泉、道路、その他いろいろなところが「ゴールデンウィークから営業」だ。

もう道路が凍結して心配することもない。
冬の峠道で怖い思いをすることもない。
どこかに行っても寒すぎて車からでられない、ということもない。

実際、5月と6月が北海道の春で、これからさまざまな花が一斉に咲き乱れ、緑が一斉に伸び、本当にいい季節だ。

いよいよ、そんな季節の始まり。怒濤の春の入り口だ。
まだこのあたりでは桜は咲かないけれど、なんとなくソワソワしてしまう。
行きたいところ、見たいところ、見上げたい空、走りたい道…。
休みの日に家にいる、なんてとても無理。

そうそう、通勤で毎日長い距離を車に乗るので、日替わりで楽しめる風景も楽しみだ。
快晴の日、曇りの日、雨の日、霧の日。それぞれ違った風景がある。

「市内に住めばいいのに」「なぜそんな不便なところに?」とかいろいろ言われるけれど、この日々の風景のなかを走っていく爽快さは、市街地に住む人にはきっとわからない。

なにはともあれ、春の入り口。
今年はどんな春を感じることができるのだろう。

20060428
日高山脈の夕暮れ。春は山肌に残雪の織りなす模様が好きだ。