大人の浅知恵

ハイハイで自由に動けるようになり、手も器用になっていろいろなものを自由につかめるようになったハルトは、いつも興味津々でいろいろなものを見て、さわって、なめて確かめている。

今日は神奈川からきれいな花束が届いて「きれいなお花だね~」と見せていたら、手をのばして花をブチリ。あっ、と思ったら口に運んでいた。

特に好きなのが、犬と新聞紙、それにリモコン。
犬は追いかけ回して、さわったり毛をむしったりして遊んでいる。犬は迷惑そうだ。
新聞紙や広告はビリビリ破いたり、端をなめたり。紙を飲み込まないように見ていないといけないけれど、本人はとても楽しそう。

そのほか洋服や座ぶとんに付いている「タグ」が大好き。
ユニクロとか書いてあるタグを丹念に確かめては口に入れ、指先でコチョコチョ触って、じーっと見つめてまた口に入れている。

そこで、赤ちゃん用品店で見つけた「タグがいっぱい付いているボール状のおもちゃ」というのを買ってみた。コレです。
こんなにいっぱいついているし、音はするし、さぞかし楽しいに違いない…と思ったのに、興味があるのは一瞬。すぐに飽きて、洋服についている本物のタグをいじりだす。
えー?なんで??

字が書いていないと嫌なのか、素材感の違いなのかよくわからないけれど、とにかくニセモノには興味がないらしい。

チラシや新聞も、単なる真っ白のコピー用紙よりも好きみたい。

ひもが大好きだから…とあげたひもよりも、ノートパソコンについているマウスのコードのほうがずっと好き。

飛行機に乗っても、赤ちゃん用にくれる飛行機のぬいぐるみよりも、飲み物サービスの紙コップのほうが楽しい。

オルゴールの入った牛のおもちゃよりも、使い古しのネクタイのほうが魅力的。

なんにしても「赤ちゃんのために用意してあるもの」よりも、大人が使っている汎用的な普通のモノのほうがずっと楽しいようだ。

やっぱりこういうものはしょせん「赤ちゃん向け」と大人が考えたものでしかないのかな。

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↑ハイハイして通路を進んでいったら、不思議なものを発見!早速手を入れて真剣に調査中のハルト。それはビールの空きビンだよー。