家の点検とプチリフォームのオーダー

我が家は地元産カラマツを使って建てた家。
林に行って生きている木を見て、それを倒して乾燥し、大工さんが墨を付けて、のこぎりとノミとカンナを使って建てた家だ。

あくまでも地元産の木を、そのままの姿で使いたい…という希望を持っていたので、集成材に加工することもなく、いわゆる無垢のままで、そして柱が見える「真壁」という工法で建てた。

ところが無垢の木というのはやっぱり生き物だから、時にが経つにつれ、多少は反ったり、ねじれたり、やせたりするもの。(だからそれをいやがって、最近の家は柱には集成材を使うことが多い)

というわけで、今日は新築から2年半を経た我が家に、点検と数ミリ梁が痩せてしまったりしたところを直しに大工さんと工務店の社長がやってきた。

梁の痩せを指摘された箇所は「言われてみれば多少反っているかな?」という程度だけれど、少し補強を入れたりして修正。建て主である自分はよくわからないけれど、大工さんにとっては納得のいく状態になった様子。

そうだ、大工さんが来たついでにちょっと気になっているところをリフォームしてもらおう。

まずひとつめ。
台所まわりの収納が少し足りないのと、いつも見える状態になっているゴミ箱が気になるので、新たに40cmくらいの幅の壁を作って、その横に作りつけの収納をオーダー。
ゴミ箱はその収納庫の下段に隠れるようにしよう。

大工さんには柱と壁を作ってもらい、収納庫は建具屋さんの仕事。サイズを決めて、だいたいのデザインを決めてイラストを描いて「こんな感じに」と言えばそれでOK。壁についている照明のスイッチが使えなくなるので、ここは電気設備屋さんに言って移動かな。

ふたつめ。
2階のリビングから1階に降りる階段からハルトが落ちていかないように、階段に取り付ける可動式の柵のようなものも作ってもらおう。

柵については赤ちゃん用品店やホームセンターなどでも売っているけれど、あのプラスチックの質感や、ファンシーなデザインがどうしても受け入れられない…。

家に赤ちゃんがいると、どうしてもプラっぽいものやファンシーなものであふれてしまうけれど、木にとことんこだわった家に住んでいるのだから、そういうものはできるだけ排除して家の雰囲気にあったものが欲しい。

建具屋さんや大工さんにオーダーメードで依頼する…なんていうと、とても高そうだけれど、大工さんがそれを作る速度と、手間賃単価から想像する予想価格から言うと、既製品とそれほど違わない値段でできる…はず。(びっくりするほど高かったりしたら笑えるけど)

家はその住まい手や住み方、ライフスタイルによって、その姿はどんどん変わるべきだし、それができるのが「自分の家」のメリットだ。

kit2006
↑正面のライトのところに落下防止柵、右のスイッチのあるところにスイッチを移動して壁と作りつけの収納を作ります。