後追い泣き

2週間ほど前から、生後7ヶ月のハルトが泣いて泣いてどうしようもない時がでてくるようになってしまった。
ギャンギャンと大声で泣きまくる。音の出るおもちゃもダメだし、いないなばぁをしてあやしてもダメ。夫婦で話もできないほどの激しい泣き声で、気が滅入ってどうしようもない。

それなのに、どういうわけか妻が抱くとピタっと泣きやんで笑顔。
泣きやんだので、自分が受け取るとまたしても大泣き。家中に響き渡る大音量。

妻が側に居てもダメで、抱いていないとダメ。
実家で妻が風呂にはいるときなども大泣きしてしまい、実家連中は結構心配していた様子。

一日中ずーっとではなく、比較的夕方から夜にかけてが多いのだけど、妻は仕事があるし、トイレや風呂くらいでも泣くので結構困っている。

調べてみると「後追い泣き」という人見知りの一種らしい。
母親と他の人との区別が付くようになり、それでそうなる…ということのようだ。

母親と他の人、父親である自分は「他の人」か。
育児休業までとって、オムツ替え、着替え、風呂、普段一緒に遊んだり、離乳食をいろいろ作って食べさせて、こんなにも面倒を見ているつもりなのに、でもやっぱり赤ちゃんにとっては母親とは明確に区別されている…という事実。
やはりおっぱいの有無はそんなに違うのだろうか。

実家の人たちにも「やっぱりママじゃなきゃダメよね」と言われ、顔を真っ赤にして「おまえじゃない!」と激しく泣く息子を抱いて、こっちが泣きたくなる。
子育てについて周りにアレコレ言われて落ち込む母親の気持ちってこんな感じかな…、と少し落ち込み気味。

とまあ、そんなことをいちいち気にしていても仕方ない。

育児書によると、最初は母親だけを区別し、その後父親や他の家族も次第に区別できるようになる…とのことなので、時が経てば解決すると信じよう。

父親の育児休業、うまくいかないこともあるけれど、過ぎ去ってしまえば「そんなこともあったなー」なんて言えるといいな。