年始のこの時期は普通運賃しかなく、高すぎ!と文句を言いながら航空券を買い、今日午後の便で、半月ぶりにようやく十勝に帰ってきた。
帯広空港に着いて、外に出ると、ひんやりとした空気に包まれる。
この冷たい空気を吸うときが、あぁ十勝に帰ってきたなー、と感じる瞬間だ。
空港に着いたのは定刻15時半。
荷物を受け取って、車を掘り出して乗り込んだのが16時すぎ。
ちょうど夕暮れ時で、白い大地に冬の太陽が沈もうとしている。
沖縄や神奈川に比べると日の入りが早く、地球の丸さを感じる瞬間でもある。
犬の待つ自宅へと車を走らせた。
道の両側には白い白い大地が広がっている。
ああ、帰ってきたなー。
太陽が沈み、空には見事なグラデーション。
空には半月がぽっかりと浮かび、青から淡いオレンジ色へと色が変わっていく。
窓の外の風景に見とれ、車を停めて、カメラを荷物から出した。
ファインダーをのぞいてシャッターを押す。
十勝の風景が「おかえりなさい」と言っている。
ただいま。
空港の帰り道、こんな風景で出迎えてくれてありがとう。
横浜の夜景も石垣島の珊瑚礁もキレイだったし、ミレナリオも良かった。
湘南の夕日も朝の富士山も良かった。
でも、やっぱり十勝のこの風景が好きだ。
好きだから決めた、ここが私たちのふるさとの土地。
やっぱりこの風景に出迎えられるとホッとするし、なんだかとても安心する。
きっと大人になって遠い土地に住むことになるハルトも、帯広空港に降り立って、この風景を見たら、きっと同じ気持ちになるんだろうな。
家に着いてドアを開けると、住んでるときには気付かない、とてもいい木のにおいに包まれる。
犬が大喜びで、飛びついてくる。
ただいま。
ただいま、私たちの家。
…そんなわけで、トラブルもなく長い旅行から無事に帰宅しました。
明日からまたいつもの調子でがんばります!
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