道の狭さ

ひさびさに鎌倉の実家と茅ヶ崎の妻の実家に長く滞在して、実家の周りで車を運転したり歩いたりしている。

変わった風景、変わらない風景、どっちもいろいろ。
林が消えて住宅になっていて驚いたり、巨大なマンション群が立ち並んでいてびっくりしたり、かと思うと小学生の時よく寄り道した駄菓子屋がそのままだったりと、なかなか楽しい。
ああ、実家の周りってこんなに富士山がキレイに見える土地だったんだなー、とか、湘南の海も結構いいなー、と感じたり。

そのなかで一番驚いたことは、なんといっても道の狭さ。
子どもの頃よく通った道が「この道こんなに狭かったっけ?」と思うことが多い。

北海道の広い道に慣れてしまったからなのか、それとも子どものときに比べて自分が大きくなったからなのかはよくわからないけれど、とにかく道が狭くて、家もお店もなんだかミニサイズ。

記憶の中ではあんなに広くて大きい道が、片側1車線のこんなに狭い道だったとは。
中学校のグランドも小学校の体育館も、やっぱり記憶のなかよりもずっと小さい。

きっとまだ赤ちゃんのハルトもまた、自分のふるさとである北海道の風景を見て育ち、違う土地に行って、また北海道に帰ってきたら同じように感じるのかな。
建物に挟まれた狭い道路から空を見上げて、そんなことを思った。