秋の紅葉ドライブ 前編

この10月の三連休、北海道は紅葉シーズンを迎えている。
先月の道東太平洋岸の岬を巡る旅に続く、秋の旅行第2弾は、道東の紅葉と湖をめぐる旅行。

北海道はこの季節、旅行をするにはとてもいい季節だ。
天気も安定しているし、夏のように暑くもない。
かといって冬のように寒くもないし、自然がいろいろな色に染まる本当にいい季節。
本州のみなさん、シーズンを少し外した今頃の北海道にもぜひお越しください。

さて、今日の第1目的地は、毎度おなじみの然別湖(しかりべつこ)。

tos
↑然別湖に向かう途中のひとこま。

いつか冬の記事にも書いたけれど、自分はこの然別湖がとても好きで、この秋は先々週、先週、そして今週と3週連続で来てしまった。
先々週、先週と雨だったけれど、今日は天気が良くてとてもきれい。
ここは北海道で一番高いところにある自然湖なので、紅葉が進むのも早い。
湖畔にクルマを停めて、湖畔の旧道を歩いた。
湖畔に写るナナカマドの赤が鮮やかで、少し冷たい空気がとても気持ちがいい。

CRW_3945

続いては、糠平湖方面へ。
名前すらない道道だけれど、この然別湖から糠平湖に抜ける道の紅葉も素晴らしかった。
冬は糠平スキー場のゲレンデになってしまうため、冬期通行止めになるこの道。今年はこれで走り納めかなあ。

三国峠はまさに紅葉(黄色メインだけど)がピーク。

見てください、この景色!
mikuni

青い空に、黄色に染まった山。そこに延びる国道。
mikuni2

クルマを停められるところが少なく(下から行くと3つめのトンネルを抜けた右に空きスペースあり)、また特に展望台や遊歩道のようなものもないのが難点だけど、でも真っ黄色に染まる雄大な景色を楽しむことができました。
三国峠は特に観光地でもないし、単なる通過点のような扱いだけれど、しかしそういう場所にも素晴らしい景観のところはたくさんある。日勝峠といい三国峠といい、どうもこういう峠は前方に集中して高速で通過しがちだけれど、たまにはクルマを止めて少し歩いてみるのも楽しい。

その後石北峠を通り、留辺蘂を経て、津別へ。
津別では一度行ってみたかったチミケップ湖へ。途中、カツラの巨木を見つけて、その葉の広がりに感嘆。この木の樹齢は300年くらいかなあ?

kabig
↑偶然見つけたカツラの巨木。

砂利道の先にあったチミケップ湖は小さな湖で、静かなホテルが一軒あるだけの、静寂に包まれた私たち好みの湖でした。

津別を抜けて、今日の宿は屈斜路湖畔の大型温泉ホテル。
赤ちゃん連れでの宿泊を伴う旅行も3回目となり、もう慣れたモノ。
星を見ながら温泉につかって足を伸ばし、家族三人ぐっすり寝たのでした。
(つづく)