たまに行くから楽しい?

自分たちの生活圏(帯広圏)は田舎なので、ないものがいろいろとある。

たとえば大型書店がない。
巨大ショッピングセンターがない。

昨年までは大きなホームセンターがなかった。

大きなホームセンターに行きたくなると、釧路のホーマックスーパーデポという店や、札幌のジョイフルAKという店まで良く行っていたけれど、それぞれ百数十キロ、200キロちょい離れていて、一日がかり。札幌だと泊まりがけになることもよくあった。
でも行けばとても楽しくて、何時間も店内をブラブラしていろいろなものを見たり、いるんだかいらないんだかわからないようなものを買ったり。

そんなわけで、近くに大きなホームセンターがあったらなあ…とずっと思っていた。

そして昨年、帯広にホーマックスーパーデポができる、というニュース。
おおっ、それは嬉しい!

で、実際に会社帰りにでも寄れるくらいの場所に巨大ホームセンターが誕生。

しめしめ、これでわざわざ遠いところまで行かなくて済むし、休日(特に冬)ブラブラする場所が増えてうれしいなぁ。

ところが。
たしかに最初は楽しいのだけれど、何回も足を運んでいるうちに、どうもウキウキ感が薄れてくることに気付いた。
どんなものがあるかだいたいわかってしまうと、チョコチョコ行ってもいつも同じモノが並んでいるし、あまり目新しさがない…。

しまいには巨大な店舗ゆえ歩く距離が長く、買いたい物が決まっている場合はかえって時間がかかるので、あまり行かなくなってしまった…。

時々行くから楽しいし、いろいろ買って「ここまで来なくちゃ買えないモノが買えて嬉しい」的気持ちになるのであって、なにもかも近くにあったら便利ではあってもそういう気持ちにはならないのかも。

札幌や東京の大型書店だって、たまにいけば一度に大量の本をカゴで買ったりして楽しいけれど、もし近くに大型書店があったとしても、お金が無限に使えるわけでないし、毎日通った場合いつも違うものがあるわけでもないのだから、同じようにはならないはず。

やはり「たまに行くから楽しい」という要素があるのかなー。