家のなかでメス犬を1匹飼っている。
北海道に来てすぐ、道北に住む友人のそのまた友人の牧場から、もらい手がなくて困っているコイツをタダでもらってきた。
大きさは中型、犬種はミックス…というとかっこいいけど、要は単なる雑種で、しかも父親は流し(野良犬)という経歴の持ち主。
誰かが家に来ると、嬉しくて嬉しくてちょっとやかましいのと、家飼い向けではないので、抜け毛が通年すごいのが難点。
とはいえ、ちゃんと人と犬の関係を理解していて、自分の入ってはいけないところや、やってはいけないこと、上下関係なんかはきちんとわかっており、またトイレのしつけなんかもうまく行き、ひとりで留守番もできるし、けっこう良い感じに同居している。
病気になったこともなく、動物病院にかかるのは年に1回の予防接種とフィラリア予防薬をもらう程度で、手もかからない。
赤ちゃんが家に来るにあたり、家のなかを自由に歩き回っている犬との関係は大丈夫かなぁ?と少し心配していた。
チチの匂いがしてかじられるからペットはダメ、なんて言う人もいるし、まさか家のなかでつながないとダメなのか?
…実際に赤ちゃんが家に来ると、最初は興味しんしん、頭やお尻の匂いをかいだり、足を味見したり。
赤ちゃんの泣き声にびっくりした顔をして、「これなーに?」という顔で、私たち夫婦の顔を見上げたり。
最初は犬がなにか悪さをしないか固唾をのんで見守っていたけれど、結論としては全然問題ないようだ。
相手が人間の子どもで、大事なものである、というのは犬なりにちゃんと理解しているらしく、犬が赤ちゃんをちゃんと見守っている様子。
恐がりもしないし、ライバル視もしていない。
赤ちゃんが泣き声をあげれば様子を見に行ったりしているけれど、だからといってちょっかいを出すこともなく、赤ちゃんを見る顔つきも穏やかだし、特に何もしなくてもちゃんと私たちの子どもだってことがわかっているみたい。
よかった…。
まあ人間だって、他の動物の赤ちゃんはそれが赤ちゃんだってわかるし、犬はもともと社会的な動物だから問題ないのかも。
また、兄弟の赤ちゃん返りのように、自分が飼い主にかまってもらえない不満が赤ちゃんのほうに行くと…とも思っていたけれど、もう大人の彼女(犬)、もともと私たちがべったりと猫かわいがりしていたわけではなく、彼女は彼女なりの時間の過ごし方を知っており、また私たちも以前と同程度に話しかけたり、散歩に行ったり、かまってあげるようにしていることもあり、特に不満はないようだ。
ただ抜け毛だけは相変わらずなので、今まではある程度放置していたもののやはり赤ちゃんがいる以上は…ということで、妻は朝晩クイックルワイパーをかけている。
一方の赤ちゃんはというと、犬に顔を近づけられても平気だし、セールスマンが来たときなど、ごくまれに大きな声で吠えることもあるけれど、これっぽっちも動じない。
モノを落とす大きな音にはビクっと反応するのに、犬の吠える声にはまったく反応しないのが不思議だけど、これはきっと胎内の記憶が関係しているんじゃないのかなぁ?
赤ちゃんは「犬が怖い」とか、そういう気持ちを持つ前からすでに犬がいつもとなりにいて、それが彼にとっては自然なことなんだろうなぁ…なんて考えると不思議な感じ。
もう少ししたら赤ちゃんのいい遊び相手になったり、面倒をみたりしてくれるんじゃないかなぁ…なんてちょっと期待。
そんなわけで他の犬のことはわからないけれど、我が家はこんな感じで、なにも問題ありませんでした…という話。
ハルトよ、もう少し大きくなったら犬を追っかけたりシッポを引っ張ったりするんだろうけれど、犬だって大事な家族の一員なんだから、いじめちゃダメだよ。
犬は現在5歳で彼女の寿命は10年強、ハルトが大きくなるまで見届けられないのがさみしいけれど、どうか新しい家族をお互いによろしく。
kio
小さい頃に、2種類の動物と一緒に暮らしていると、将来アレルギーになりにくい・・・
って最新の研究結果を「ためしてガッテン」で言ってました。
清潔すぎるのは良くなくて、適度にばい菌と同居するのが良いそうな・・・
かと言ってわざわざばい菌増やすのもちょっとね。
いが
kioさん、こんにちは~。
天気いいですねー。
さて小さい頃に、2種類の動物と一緒に暮らしていると、将来アレルギーになりにくい…そうなんですか。知らなかった…。
でも犬だけだと1種類だからダメかも(笑)
清潔すぎるのは良くない…というのは、なんとなく感覚的に理解できますね。
まぁ我が家の場合、清潔すぎるなんてことはありえないので大丈夫かも(^^;;