このところ、赤ちゃん宛にギフトのカタログが届く。
郵便でも来るし、直接家にセールスマンもやってくる。
大量の分厚いカタログを一方的に押しつけていったくせに、数日後にまた来て「いかがでしたか?」なんて抜かすので、「買うつもりはありませんが」と言ったら態度が豹変、カタログ全部返せ、みたいなことを言ってきて非常に腹立たしい。
こっちも頭にきて開けてもないカタログをドサっと渡すと、黙って帰っていったけれど、いったいなんなんだ。
お祝い返し需要を見込んで…ということらしく、たしかにいろいろな人からお祝いをもらって、そのお返しは必要だけど、しかしこんな気持ち悪い業者からなんて絶対に買いたくない。
もう応対するのも面倒くさいので、インターホンが鳴ったらカメラの画像を見て、それらしき人なら応答もせず無視するようにしたけれど、あまり気持ちの良いモノではない。
しかし、なんでうちの住所や赤ん坊の名前なんかが知られているのか?
赤ちゃんが生まれたこととその名前、それに住所なんか、病院と出生届を出した役場、それに郵便局くらいしか知らないはず。
病院は個人情報保護についての案内もあり、病院が漏らしているとは思えない。
郵便局も個人情報保護にはとても気遣っているようで、普段からとても口が堅いので信頼できる。
すると役場?
うちの町で月に生まれる赤ちゃんの数なんて知れていて、広報誌に「生まれました」みたいのも載るけれど、生まれた日付や住所の番地までは出ないし、よく考えるといまのところ我が家はまだ掲載されていないはず。
もしかして自分が知らないだけで、役場とかに行くと新生児検索、みたいのがあるとか?
それとも役場の窓口に行って「最近生まれた赤ちゃんの情報教えて」って言うと教えてくれるとか?
ちょっと調べてみると、どうもこの住民基本台帳の大量閲覧制度という制度が怪しい。
http://homepage1.nifty.com/clearinghouse/jukidaicho/top.html
そういえば住民基本台帳の大量閲覧制度、前に新聞かなにかで読んだことがある気がするけれど、まさか自分に関係があるとは。
しかし多数の異なる業者からのアプローチがあるということは、すでに情報は共有されているわけで、もともと閲覧自体が有料のようだし、名簿として売買される対象になっていると考えるのが自然だろう。
今後、教材の売り込みとか、塾や家庭教師の勧誘とか、通信講座の案内とか、なんかいろいろ来るんだろうな。
別にいいけど、なんか腹立たしい。
みなさん、役場に行くとみなさんの世帯情報や家族構成、たとえばこの家は子どもがいるとか、この家は女性一人暮らしだとか、ここは母子家庭だとか、そういうのが簡単にわかるって知ってました?
ムムリク
その通りです。いくらでも見放題です。(やや語弊はあるけれど、実質的にはそうですから)
戸籍抄本とかだって簡単に他人のものがとれます。最近は多少確認しなきゃって姿勢も見せ始めましたが、なまぬるいとしかいえません。だから勝手に結婚していたことになっていたとかいう事件が起きるのですよね。
住民基本台帳制度は、それをもっと便利にしてくれる画期的なものになるのでしょう(^^;
すでに生年月日とともにデータが名簿屋に流れているようですので、折に触れてさまざまなものがきてしまうと思います。といっても、現代においては避けがたいことですね。哀しいことですが。
このブログも例外とは言い切れないとは思います。嫌な世の中なのですよ(^^;
いが
ムムリクさん、こんにちは。
今回の場合は、事前にこんな問題があるとわかっていたとしても、それを防ぐ方法はなかったので仕方ないところですねえ。
出生届出さないわけにはいかないし。
しかしこんなに個人情報がどうって世の中騒がしいのに、そんなに簡単に情報が得られること自体が驚きです。
まあそのうち商業目的の大量閲覧は規制されるとは思いますが、今回の場合はもう時既に遅し(^^;;;
ブログの個人情報も、それを公開したところでナンボのもんじゃい、みんな自意識過剰なんじゃない?ってちょっと思ってましたけど、ちょっと考えないとダメかもわかりませんねえ。ここは田舎だから、なんて思っていたけど甘いのかも。ううむ。