アスパラの味

今年もアスパラの季節がやってきた。
北海道の春の味覚、それはアスパラガス。

アスパラガスって、採った瞬間が一番おいしくて、だんだんと味が落ちていく…という代物。

とった翌日くらいでも十分おいしいけれど、当日とってすぐのアスパラのうまさといったら、もう別格級。

収穫時は切り口から水が出てくるくらい新鮮で、このとれたてのアスパラのおいしさといったら、絶品という他ない。

甘みがあって、柔らかくて、味に奥行きがあって、香りがあって、まるで別の食べ物。
「これって本当にあのアスパラ?」と思うこと間違いなしだ。

とはいえ、産地に住んではいるけれど、本当のとれたてを食べる機会はなかなかなくて、自分で「アスパラ刈り体験」、それもなるべく自宅の近くに行く…くらいしか方法がない。
それも、自宅出発時にはお湯を用意しておき、刈り取り後は脇目もふらず自宅に直行、即茹でて即食う…それくらいしなければならないので、この「おいしいアスパラ」を食べるのはなかなか難しい。

しかも当日中に食べないと、翌日には「ふつうにおいしいアスパラ」になってしまう。
まあそれくらいしても食べる価値があるほどおいしいというのも事実なのだけれど…。

さらにアスパラが収穫できるのはせいぜいこの時期の2週間程度。
この時期にここに住み、あるいは遊びに来て、運が良ければ食べられる…という、まぼろし級の食べ物。


さてさて、前置きが長くなったけれど、土曜日、すずきっちんの鈴木さんが遊びに来た。
いらっしゃーい♪おひさしぶりです。

なんだかいろいろと頂いてしまったけれど、そのなかのひとつが「いまとってきたアスパラ」。
鈴木さんは農家なので、自分ちにアスパラがあって、それを出発時にとってきてくれたそうだ。

キャー!!

というわけで、もらってすぐに大鍋にお湯をわかし、さっそくいただきました。
収穫からゆであがりまで1時間も経っていない、ホントにとれたてのアスパラはもう絶品!
CRW_2574

…これが食べられるだけで、十勝に住んでいる価値があるかも(大げさ)

鈴木さん、楽しいひととき&おいしいアスパラ、ありがとうございました~!

ちなみに鈴木さんの日記はこちらです。