退院しました

というわけで、ようやく妻と赤ちゃん(温人)ともに揃って退院。2週間にわたり、お世話になりました。
看護婦さんのお見送りを受け(ていねいな病院だ…)、初めてのチャイルドシートの扱いに四苦八苦しながらなんとか帰宅。
プレパパ・プレママなみなさん、チャイルドシートは車に装着しただけで安心しないで、どう赤ちゃんを乗せるか練習しておきましょう。


ようこそ、我が家へ。居心地はどう?
きっとこの家で、いろいろな「初めて」があって、たくさんの思い出とともに大きくなるはず。
そんな家族と過ごす時間をどうか大切にしてください。

初めての自宅…といいたいところだけど、実際はお腹のなかにいる間もずっとこの家に居たのだから、初めてではないよね。
犬が歓迎して吠える声にもそれほど驚かないのも、胎内にいたときの記憶が残っているからかも。

…そんなわけでようやく「赤ちゃんのいるくらし」のスタート。
妻からオムツの換え方と、ミルクについての手ほどきを受ける。
赤ちゃんの食事は母乳だけど、今のところ不足分については粉ミルクを足す感じ。


現在授乳の間隔は昼夜問わず3時間前後。
3時間おきに起きて泣くので、ミルクの調合をしつつ、煮沸消毒しつつ、授乳する…ということで妻はとても大変そうだ。
いまのところその都度、お湯を沸かして冷まして、調合して、飲ませて、残った分は捨てて、ほ乳瓶を洗って、煮沸して…とやっているけど、まとめて煮沸するなど、工夫してもう少し簡単にできないかが今後の課題。今のままじゃほとんど毎日徹夜みたいなもんだ。

赤ちゃんの体重はまだ2500gそこそこしかないので、飲む力もあまりなく、授乳にもとても時間がかかるみたい。
母親業も初心者、赤ちゃんも赤ちゃん初心者、授乳ひとつとっても初心者同士なかなかうまくいかなくて四苦八苦しているけれど、まあそのうち慣れることでしょう。
…あせらず、あわてず、あきらめず。
しばらくはバタバタするけれど、がんばりすぎないようにがんばりましょう。


赤ちゃんにおっぱいをやる妻。
はじめて妊娠検査薬のブルーの線を見て、夫婦で喜んだのが去年の10月。
それから一冬越えて、初夏の季節に温人は我が家にやってきた。
妊娠がわかったときは遙か先のことだと思ったけれど、でも振り返ればあっという間だった。

きっとこれからもっとあっという間に大きくなって、学校に行くようになって、「産んでくれなんて言った覚えはない!」なんて反抗したりして、そのうち彼女なんかできちゃって、そして結婚したりして、そんでもって温人もまた子どもを持ったりするのかな。

そんなことを妻と話していて、なんだか温かい気持ちになった。

-どんな人生を選ぼうと本人の自由だけど、でも、大事なものを見つけてそれを大切にできる、そんな人間になって欲しい…まだ赤ちゃんの彼の顔を見て、そんなことをちょっと思った。