父親・母親学級 妊娠35週目(9ヶ月)

田舎暮らし話はちょっと一休みして、今日は妊娠話。

自分は今回の出産にあたり、ぜひとも立ち会い出産にしたいと思っている。
子どものいる知り合いに聞くと「あまりおすすめできないよ(痛そうなだけでオロオロしゃうから、とか)」「実感ができるからぜひ」とか、人によっていろいろ意見が分かれるけれど、次があるのかないのかわからない貴重な経験、ぜひ「いのちが生まれる瞬間」というのを見てみたい。
夫婦ふたり結婚してこれまでずっとふたりで生きているのだし、これからもそうなのだから、出産という大事なときにも妻のそばにいてあげたい…と思う。妻も立ち会い出産が希望だ。

さて、今日は産科で行われる妊娠教室の日。
この病院では、立ち会い出産希望の場合は、夫は必ずこの教室を受講しなければならず、受講していない場合は立ち会うことはできない決まり。

というわけで会社を抜け出して行ってきた。

「必ず受講」ということなのでいろいろ大変なことを言われるのかと思いきや、内容は一般的なお産の経過の説明や、注意事項などで、特に夫向けの注意事項はなく(「奥さんの足側ではなく、頭側にいて励ましてあげてください」程度)ちょっと拍子抜け。

とはいえ2時間の講習で、目前に迫った「出産」という大イベントの流れはかなり理解できた。

たとえば習ったことのひとつ「入院すべきタイミング」は…
・陣痛が10分間隔になる
・破水(温かい水がでる)したとき
・その他異常があるとき
のいずれかのとき。


妊娠出産についてなにも知らないときの出産イメージは…
奥さんが急にイタタタ…と腹を抱え「あなた生まれそう!」とか言って(笑)、あわてて病院にタクシーや救急車で駆け込み、ぎりぎりセーフで誕生!という感じ。


でも実際は、次第に陣痛が来て、その間隔がだんだんと短くなってきたら、入院の準備。
風呂に入り、仕度をして、場合によっては掃除をしたり買い物をしたりして、10分間隔になったら病院へ。

それから出産まではまだ10時間くらいかかるのが普通で(初産婦の場合)、そんなにせっぱ詰まった印象ではないみたい。
ふーむ。そんなもんか。


田舎暮らし&移住者(=近くに実家がない)という事情ゆえ、人とは違う心配もあった。
たとえば仮に平日の昼間、自分の仕事中にお産が始まるとしよう。

我が家の場合、会社から自宅まで長めに見積もって1時間弱、自宅から産科までも1時間。
たとえば仕事中に「すぐ来て~!」と自宅から職場に呼び出しがあり、即自宅に向かった場合でも、その電話から病院まで最短で2時間は必要。

仮に迎えに行かずにタクシーを呼んだとしても、タクシーなんておそらく来るまで30分はかかるだろうし、この2時間って時間は果たして大丈夫なのか!?とちょっと心配していたけれど、まあ特別な場合以外は大丈夫そう。


そんなわけで、予定日まであと1ヶ月。
妻も「ののお」も元気。