欲しがらない人

昨日3月14日はホワイトデー。
1ヶ月前にはロイズのチョコをもらったし、妻になにか買おう…と思ったものの、いいアイディアが思い浮かばない。

まず食べ物は、妊娠中で体重管理中ゆえ、かなり気を配って気をつけている様子なので買えない。
甘いモノは御法度だし、買ってきても食べないよーん、と宣言されたら買うわけにはいかないし。

じゃあ洋服なんかはどうだろう。
ここだけの話、妻は服を買うのが好きではなくて、気に入ったモノをずっーーと着ているタイプ。
流行りモノやらブランドものにはまったく興味がないらしい。
妻はもうすぐ32歳だけど、11年前に自分と付き合い出した頃から好きでよく着ている服がある。
これ、なんと彼女が中学生のときに買ったもらったモノだという。
三十路過ぎて中学生時代の服を着ているなんてちょっと信じがたいけど、写真を見ると事実のようだ。
うーむ、恐るべき物持ちの良さ。

そんなわけで、家から出ないSOHOという職種の特殊性もあり、年間の服飾費は同世代の女性のなかではありえないほど少ないはず。
一応フリーデザイナーという職業、服装デザインにもほんのちょっと関係がある仕事で、雑誌だのテレビだの新聞だのに出ることもあったり、札幌とかで見知らぬ人に○○さんですよね?とか声をかけられたりすることもあるくらいなのに、自分の服装には全然興味がないらしい。
それに今は妊娠中で体型が極端に変わっているので、さらに難しい。うーむ。

あと好きそうなモノといえば、植物。
花には目がないけれど、こないだ千葉に行ったときの花が家の中に潤沢にあるので、今はいらない感じ。
観葉植物やベンジャミンなんかの木は、一回買うとずっーと大切に育てているので、すでに家の中が満杯で、これ以上増やすと水遣りの手間が大変だ。

本人に「なんか欲しいモノないの?」と聞いても、なーんにもない、ということらしい。
たしかに無駄なものなんて少ない方が家がスッキリしていいし、そもそも欲しいモノ、必要なものは欲しいと思った時点で買ってしまうことが多いので、たしかに「無い」というのもある程度は理解できる。

会社休んでどっか遠く行くというのは?、とか言うけれど、それは急にはちょっと難しい…。

いやはや。
妻よ。
プレゼントというのはもらうのも楽しいけど、いろいろと選んで「プレゼントする」という行為も同じくらい楽しいのだ。
夫のささかやな楽しみを奪ってはイカン。

CDはどうか?とか本は?とか、食器や花器は?とか考えつつ、結局、なにを買うこともなく、なにごともなく3月14日はいつものように過ぎていきました(笑)