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昨日の続き。
今回の旅行のメインイベント、花摘み。

花摘みは、畑の入り口のおばさんにハサミを借りて、自由に好きな花を摘み取る仕組み。
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入園料のようなものはかからず、一応、ストックの八重は5本で300円、ポピーは15本で300円とか値段がついているが、まあそのへんは適当みたい。

ハサミ片手に、パチリパチリと良さそうな株を見つけてつみ取っていく。
おばさんには妊婦であることがばれて(何故?)、なぜか子ども話に花が咲く。

小一時間ほど花を摘むと、抱えるほどの量になった。
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花をめいっぱい摘んだところで、今度は館山市内のいちご狩りへ。

案内されたハウスは、もういちごだらけ。
まだ土曜の午前中だったということもあって、立派な粒ぞろいのいちごがいっぱい。

品種はわからないけれど、食べた感じは「とちおとめ」かなあ?
取っては食べ、取っては食べ、いくつ食べたかわからないくらい、腹一杯にいちごを食べて満足満足。
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花を摘んで、いちごを食べれば、今回の千葉の旅行は目的達成~!
おみやげに干物を買ったり、UFOキャッチャーならぬ「さざえキャッチャー」に大笑いしたりして、千葉を後にした。


さて、旅行の後半は実家にでも顔を出すことに。

千葉からは神奈川の久里浜までフェリーがでていてる。

昔はアクアラインなんてなかったので、よくこのフェリーに乗ったっけ。
わずか30分ちょっとの船旅だけど、海を見ながら風に吹かれるのも気持ちいい。

妻の腹の中の「ののお」もさかんに動いているけど、旅行中だとかわかるのかなあ?

神奈川に着いたあとは、親戚の家に顔を出したり、入院している伯父さんのお見舞いに行ったり。

今夜の宿は妻の実家。妻が小学生のときから自分と結婚するまで育った家だ。
この家もやっぱり寒いけれど、なんとなく居心地が良いのは何故でしょう。

夜には近くに住む義弟夫婦もやってきて、ワイワイにぎやかに、いろいろな話に花が咲いて楽しい。
合い言葉は「次は帯広空港で会いましょう」だ(笑)


翌日日曜日は鎌倉の自分の実家へ。

今年60歳になった父親は、待ちに待った定年を迎え、毎日生き生きと生活しているようだ。
先日はトルコに夫婦で行ったこと、次の海外もヨーロッパに行きたいこと。
鎌倉の自宅のリフォームを自己流で毎日楽しんでやっていること。
愛知万博が楽しみなこと。7月に北海道を1ヶ月くらい車で回りたいと考えていること。

母親はインターネットを覚え、最近は宿の予約が入れられるようになった、と、とても喜んでいた。
そのへんに置いている本や雑誌は、旅行に関するモノばかり。
ホントに出かけるのが好きな夫婦で、あぁ自分はこの人たちの息子なんだなー、としみじみ感じた。

今年は初孫である私たちの子どもが生まれるので、それもとても楽しみにしている様子。
60歳の父親。30歳の自分。そしてまだ見ぬ0歳の息子。30年おきの命のリレー。

そんな彼らと墓参りをしたり、横浜でウィンドーショッピング?なんかを楽しんで羽田空港へ。

新しくできた羽田空港第2ターミナルを見たりして過ごしながら、帯広に戻る飛行機に乗ったのでした。


空から見える光の洪水のような羽田近辺の夜景。

そして光がまばらで、街灯もなく、ライトをいつも「上向き」で走る、そんな帯広の道。
空港から我が家まで30kmちょいだけど、その間信号は1カ所のみ。道中、すれ違う車も合計10台もない。

もし道を走る自分の車の姿を上空から見るとしたら、どこまでもひたすら真っ黒の大地のなか、ヘッドライトが照らす部分のみが、まるでマッチ棒のようにすーっと進んでいく、そんな様子を想像する。

小さいところにギッチリと人が住み、なんでも便利な東京の街。
空から見ても陸なのか海なのかわからないほど人の少ない我が家の周辺。

どちらが良いという話ではなく、帯広空港とそこからの帰り道を走っていると、あぁ、ここが自分たちの住んでいる土地なんだなー、とそんなことを思いながらの帰宅でした。