というわけで先週末は千葉・神奈川方面にミニ旅行に行ってきました。
今回と次回はその話を。
金曜日、東京の天気予報は雪。
なにはともあれ、帯広空港に向かう。
帯広便に使う飛行機は、夜間は羽田に置いてあるらしく、まずは朝イチに羽田発が帯広に来て、その折り返しが帯広発羽田行きだ。
この日、東京からの飛行機はほぼ時間通りに到着。
しかし、携帯電話で羽田空港の発着状況を見ると「×欠航」のマークがかなり多い。
そんななか、飛行機は満員の乗客を乗せてほぼ定刻に離陸。
もちろん座席は窓際。雲の上はもちろん快晴。どこまでもどこまでも白い雲の海が続いている。
機長からの「羽田は雪です。着陸できない場合は名古屋に向かいます」とのアナウンスで、機内がどよめいた。
な、名古屋?
うーむ、新しく出来た中部国際空港(セントレア)、見てみたいと思っていたから名古屋もいいかも。
愛知万博はまだだからダメだとして、レンタカーで飛騨地方にでも行ってみようかなあ?
雪の白川郷なんかもいいなー。地図はどこだったかな…。
そうだ名古屋に着いたら、まずはお昼に「ひつまぶし」を食べよう。しめしめ。
…などと考えていたら、窓の外には見慣れた東京の灰色の海。
えっ?と思ったら、もう飛行機は着陸態勢に入っていて、あっけなく羽田空港に着いてしまった。
あららっ?ひつまぶしは?
東京の天気はホントに雪。積雪は3cmくらいかな。寒い。
レンタカーの緑のマーチに乗り込んで、アクアラインを経由して千葉へ。
千葉は知らない間に館山道がけっこう出来ていて、便利になっている。
そういえば昔は日曜の夕方など、海沿いの国道が渋滞して大変だったけれど、それももはや昔話なのかも。
房総は雪こそ降っていないものの、空はどんより暗い灰色。
千葉の暖かいイメージとは裏腹に、あまりにも寒いので、観光もそこそこに済ませて早々と宿へ向かう。
今夜の宿は千倉の老舗旅館のようなところ。
宿はかなり年季の入った和室で、部屋からは太平洋が一望できる。
夕食は海の幸がいっぱい、ふたりなのに舟盛りがあったりして、なかなかのもの。
…それはいいんだけど、いかんせん寒い。寒すぎる。
聞いてみると、今日は「一年で一番寒い日くらい」寒いとのこと。
一応エアコンの暖房は入るものの、窓や壁からの冷輻射がひどく、寒いのなんの。
せっかく壁の2面が大きな窓なのに、寒くて寒くて、障子を開けておくのが困難だ。
今夜は早いとこ風呂入って暖まって早く寝よう…。
翌朝。
天気は薄曇りといったところ。
早く起きて、外を散歩。
冬の本州に泊まりに行くと、この散歩が楽しみのひとつだ。
朝の冷たい空気のなか、人が通れるくらいの細い路地を抜けて、朝日が輝く港へ向かう。
道を横切るネコ。部活なのか、自転車に乗る中学生たちの姿。
道ばたのお地蔵さん。
庭の手入れをしているおじいさん。
犬の散歩をしている人。ごはんの炊ける匂い。
どこかの家の中から聞こえてくるテレビの音。
…なにか「人の生きている感じ」がとても素敵だ。
自宅の周辺は家自体が少ない上に、どの家も高気密住宅なので、人の気配がほとんどしない。
道を歩いている人を見かけることもほとんどないので、こういう感じのところに来ると、なんとなくほっとしてしまう。
また細い路地を通って旅館に戻った。
朝ご飯も部屋食で、わりと地元産の海の幸が多く、全体的に手作りっぽくて好感が持てる。
ご飯を食べて一息ついて出発。
…というところでいったん切ります~。
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