移住と過走行車

昨日、セカンドカーのタイヤをスタッドレスに換えた。

このクルマ、走行距離がまもなく18万キロ。
新車で購入してまだ6年。
気持ちの上ではまだ新車なのに、またずいぶんと乗ってしまったものだ。

もともと出かけるのが好きで、横浜に住んでいたときからクルマは乗るほうだったけれど、北海道に来てから走行距離が飛躍的に伸びてしまった。

このクルマには北海道に来てからの4年半で15万キロ、別のクルマに3万キロくらい乗ったと思う。
計算すると、こちらに来てから年間なんと4万キロ乗っていることになる。

自分は現在、こちらの感覚では理解されにくい距離を通勤しているが、それがだいたい片道30キロ。
だいたい年間240日会社に行くとして、往復60kmとすると、通勤の走行距離は1万5千キロほどだ。
すると年間2万5千キロを「通勤以外のドライブ」で使っている計算になる。


ここの生活は自動車がないとコンビニすら行くことができないから、クルマはまさに下駄。

その一方で、吹雪のなか不意の故障などしてしまったら命に関わることになるので、信頼できるクルマであることが絶対条件だと思う。
だから自分はクルマは新車で買って、走らなくなるまで乗るのが好き。

どうせあっという間に距離乗ってしまうのだから、中古で下取りに出すのなんて無理だし、下取りのことを考えて大切に大切に乗るのも性に合わない。

中古車市場では10万キロ越えたらほとんどゴミ扱いされてしまうのだから、乗れるだけ乗るのがいいんじゃないんだろうか。


さてこのクルマ、あとどのくらい走れるのだろう。

過走行車とはいえ調子は絶好調。燃費も1500ccFFで16km/L前後と非常に良好。
温暖な横浜から運び、マイナス25度からプラス35度まで、年間60度もの温度差のなかを酷使しているが、いまのところ致命的な不調は一度もないし、ディーラーには購入後一度も行ったことがない。

マイナス25度でろくに暖気もしないで走ったり、2万キロもの間オイル交換を忘れていたり、吹きだまりを強行突破したりと、クルマに詳しい人が聞いたら怒りそうな扱いぶりだ。

さすがにサスはヘタりまくってきたし、剛性も落ちている感じはするし、高速道路はちょっと厳しい感じだけど、でもまだまだ乗れるはず。


…今度の週末あたり、たまには洗車でもしてみようかな。
もう老年、これからは少しいたわって乗っていきたい。