子連れ海外旅行のコツ

というわけで、子ども連れで海外など遠い場所への旅行を計画するときのコツのようなものをご紹介。

ひとりでも大変なのに幼児3人連れてなんて!と言われたけれど、いろんなコツと勇気があれば大丈夫!いましか楽しめない旅行をしよう!

1.あれこれ予定を立てない

1日目はあそこに行って、2日めはここで…などとついつい旅程を考えてしまうけれど、子連れ・赤ちゃん連れにとってはこうした計画は実現できないことが多い。
だったら、はじめから予定無しのほうが楽しいのでは?

そんなわけで今回の旅行は、最初からまったくの「予定無し」でした。
なぜかというと、計画を立てていても、子連れ・赤ちゃん連れではその通りに動けないから。
うちの子たちも観光地をまわるよりも、定食屋のおじさんと遊んだり(もちろん広東語と日本語なので言葉は通じないけどまったくもって問題なし)、知らない公園で遊んだりするほうがずっと楽しかった様子。

行けたらいいなあと思っていたマカオにも行けなかったし、朝の太極拳に飛び入り参加してみたい…など「かなわなかったこと」ももちろんあるけれど、それはそれで良し。
次に楽しみましょう。

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2.基本的に滞在型で
旅行のプランは原則として滞在型。
乳幼児はなにかとすぐ寝ちゃうし、オムツだのなんだのなにかと要望が多い。
実際、我が家も朝から行動して、昼過ぎには子ども2と子ども3が眠くなってホテルに帰着…午後は子ども1と親1だけが単独でお散歩に…ということが基本的な動き。
なのでホテルを中心に行動するのがいいでしょう。
今回の香港のように交通の便が充実していたり、グアムのようにレンタカーが借りられる場所はオススメです。
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↑何度も通った尖沙咀の中華料理屋「新源」さん。
誰か行ったらおじさんによろしく伝えて(笑)

3.ホテルはやっぱり快適な方がいい
そんなわけでなにかとホテルでの滞在時間が長くなり、ルームメイクさんと顔をあわせて話をしたりする機会ができる。
なのでやっぱりホテルは快適な方がいいはず。いちいち盗難なんかを心配するのもイヤだし、いいホテルのほうが変則的なお願いをしやすい…かな?

今回はホテルだけはちょっと奮発して(といっても安いんけど)広い2LDKみたいな部屋にしたので快適でした。頼まなかったけどルームサービスもあったし。

でも日本語を話せる人が誰もいなくて、やっぱり結局イレギュラーなお願いをする機会はなかったけどね(笑)
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4.子連れ飛行機について

わりとみなさんによく聞かれるのが「飛行機大丈夫なの?」ということ。
うちは飛行機旅行が多く、長男なんか数十回乗っていると思うけれど、深刻に大変な目にあったことはまったくありません。
飛行機で大変なのは「泣き止まなくて大変」「周りの人に迷惑をかけそうで心配」だと思うのだけど、我が家は幸いそのようなことはなく…。
ただ念のため、前後の方などには搭乗したら「ご迷惑な事があったらスイマセン」でもいいし、なにか雑談のようなことをしておければお互いに嫌な思いをしないで済むのは確か。少しでも話をしておくと違うんじゃないかと。

赤ちゃんは離着陸の際に飲み物を飲まさないと耳がうんぬん…とか聞いた事があり、実際に神経質にそうしている親子連れとか見た事があるけど、うちはなにも気にした事がないなあ。
そんなに神経質にキリキリして飲みたくもない飲み物を口に押し込んだり、飲まない子にイライラしたりするほうが、子どもにその緊張感が伝わってダメなのでは?と思ったのは内緒です。

ちなみに国際線の場合は各座席にモニターがついていて、映画などをよりどりみどり見放題、子ども向けもいろいろあるので3歳くらいからは大丈夫かと思います。うちの連中は次男はディズニーの映画、長男は実写映画「はやぶさ」に夢中でした(笑)

さらに国際線は子ども向け機内食(デザートはフランス産のハーゲンダッツ!)、赤ちゃん向けにもベビーミールがあり、オムツもくれて手厚く扱ってくれました。
赤ちゃん以外は無料の特典航空券、もちろんエコノミーなのにね(笑)

赤ちゃん連れの場合はバシネット席というのも使える。
でもバシネット席については…どうなんでしょうね…

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この写真から読み取っていただけると思うけど、うちの場合はあんまり役に立った経験はないなあ。

ちなみに赤ちゃん連れて飛行機に乗るなら、1歳前…小さいときのほうがラクです。

5.海外旅行保険
海外の場合はもちろん念のため保険にはいつも入り、現地からスムーズに電話できるようにしておくと安心。我が家はいままで一度もお世話になった事はないけど、携帯電話で現地の電話番号にかける手順は事前に確認を。
ちなみに海外旅行保険って家族扱いにしても夫婦だけのときと比較してあんまり値段は変わらないみたい。

国内では沖縄に行ったときに子どもが急に発熱、県立病院の時間外外来にかかったりしたこともあるので保険証は必須。

6.インターネット

インターネットはどう考えてもあったほうが便利。今回はホテルにもネット環境があったけれど、利用料が高価だったので事前に現地で使えるWifiルーターを借りて持って行きました。5台までの無線LAN機器が接続できるので、持って行った2台のiPhone、iPad、ノートパソコンで情報収集して便利に旅行!一日千円チョイくらいと割安!
…のはすが、途中でWifiルーターが故障してしまい、国際電話でサポートを受けるもダメ。結局後半は使えませんでした。とほほ。レンタル料は返してもらったけど…。
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その他
行く前は言葉もわかんないし、地理もアレだし現地ガイドみたいなのを頼んだほうがいいかなあ…とか、思って一部打診したりもしていたけれど実際行ってみたらそんなのはまったく不要でした。
言葉も問題なくはないけど「伝えたい気持ち」があればおおむね大丈夫、ということがよくわかりました。
iPhone用に「会話アプリ」みたいのを導入して行ったけれど、結局一度も使わずじまい。


子ども連れ、実際はなにかと大変な部分もあるし、荷物も多い。
子連れじゃない旅行に比べると感覚的に1/3くらいしか観光できない…って感じもするし、2歳からはお金だって大人同様にかかる。

でもでも、でも子連れならではの楽しさもいっぱい。
現地の人たち、エレベーターで一緒になった旅行者、いろいろな人が話しかけてくれて、気にかけてくれて。
北京語や広東語で「そんな寒い格好させてどうするの!?風邪ひくよ~」(たぶん(笑))
日本語で「北海道から来たので大丈夫ですよー!ひーいずドサンコ!ホッカイドージャパーン!笑!」なんてやりとりを何度したことか(笑)

子ども達も見知らぬ世界が見られて、髪の色も目の色も違う子たちと遊んで。
なによりもみんなで知らないところを歩くのは楽しいし、エキサイティングな体験。

いまでも「また行きたいよねー」なんて話しているのでした。

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公園でクリエイターのおじさん?が子ども達の横顔の切り絵を作ってくれているところ。


子連れ旅行が大変でも、それでもやっぱり子どもを連れて行きたい。
ぜひ興味のある方は行ってみてください!