講演会「主夫の目から見た子育て」

先日、北海道美幌町で講演会に呼んでいただきました。
教育委員会が主催する講演会で、タイトルは「主夫の目から見た子育て」。

今回は、
・子育てをするに至った経緯と男性から見た子育ての世界
・男性が子育てにかかわることの必要性や意義
・「イクメン」になるには「イクメン」にするには…
・夫婦のあり方

などを中心に、3人の子どもを育て、そしてたくさんのパパやママと関わるなかから得られたポイントやコツのようなものや、パパスイッチなどの地域活動や子育て支援活動なども交えて2時間弱。

直前情報で支援者(子育てしている当人ではなく、それを支援する人…つまり保育関係者や子育て支援に関わる人たち)が多い…なんて話もあり、これは話の重心を変えないとダメかな?と思いきや、やはり男性子育てにも興味があったのか、みなさん真剣に聞いてくれました。

前からみなさんの顔を見ていれば、聞いた価値があったと思っていただけたか、それとも退屈だったか…というのはだいたいわかるのだけれど、今回はみなさんほぼ満足そうな顔をしていただけたし、質疑応答でもいろいろな質問をいただきました。
「面白かった」「いい話が聞けた」のような感想も聞かせてもらえたので、講師としても行った価値があったというもの。

そして今回いちばん良かったと思えたのは、なんといっても見るからに若そうな「現役パパ」が何名かいたこと。
なんと育休中のパパもいて、パパの子育てについての質問をいただきました。

そして孤独な子育てはツライ、仲間がいるとより楽しめるので仲間づくりをしようぜ、、という話をしたので「美幌町でパパの集まりを作ろう」という機運も高まった様子。

自分が行って話をしたのがきっかけでなにか人の集まりができて、みんなでもっと楽しく子育てできたら。
そしてその家族に笑顔が広がったら、さらに地域に広がったらこんなに素敵な事はない。

そんなわけで美幌町の頼もしいパパさんたち、期待しています!
いつか我らが芽室町のパパスイッチと一緒になにかできたらいいなあ。

ほかにもファミリーサポート組織、芽室町でいうところの育児ネットめむろのような組織を作りたい旨の質問をいただいたり、また子育て支援センターなどを見せてもらったり、美幌町での子育て支援の取り組みを教えていただいたり。

講演講師というと一方的に「教える側」という感じがするけれど、実際は教えていただくことや学びも多く、とても有意義な機会となりました。

そんなわけでお越し頂いたみなさん、ありがとうございました!

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以下、要点まとめレジュメより~

自分の子育て
・自営業妻+サラリーマン夫→育休取得→復帰時転勤命令→退職→専業主夫化
・子育てはわからないことだらけ
・はじめは子育て=孤育てだった
・子育てを通じて社会参加ができた
・地域の子育て支援組織のありがたさと必要性…美幌町ではどうですか?
・子育て支援の参加者から主催者に。育児応援サークル「なごみ」。パパの気持ちを家族にスイッチ「めむろパパスイッチ」

男性子育てで感じたこと
・子育ては大変 「苦楽しい」 でもかけがえのない時間
・依然として女性メイン

イクメンになろう
・子どもを通じて家族の絆・一体感が深まる。「パパハート」を育てよう
・「子どもに…」ではなく、まずはママを支える
・子どもとふれあう時間を意識的に作る

イクメンになってほしい
・子育てしない夫、その原因は妻側にも
・子どもを独占しない
・夫を認めて、任せてみよう

夫婦
・夫婦は鏡 子育ては夫婦のかけ算
・夫婦関係は子どもより大事
・配偶者の話を聞こう


・自分・地域・社会で、家族の笑顔を増やしたい
・「あなたがいて良かった」を伝えたい
・「イクメン」という言葉がなくなるように

まとめ
・子育ては幸せなもの
・子育ては夫婦で行うもの
・子育てをもっと楽しもう!