小さなこころ

先日10ヶ月になったばかりの0歳児あゆむ。

このところつかまり立ちから、手が離せるようになって、5~10秒程度ひとりで立っていられるようになった。

「わー、すごいすごい!1、2、3…」

本人はとても得意げで、手を離すと、すかさず大人やにーちゃんたちの顔を見上げている。
まるで「どう?すごいでしょ?」って言っているみたい。

積極的につかまり立ちができる場所まで行って、立ち上がっては何度も何度も手を離して。

でも不思議なのは、誰かが見ているときだけやっている…ということ。

赤ちゃんって原始人間で、おなかすいたからおっぱい飲みたいとか、眠いとか、欲も原始的で「ありのまま」だ。

そんな原始人間なのに、こんなに小さいのに、やっぱり「人に認められたい」という気持ちがあるんだなあ。

僕ら大人だって「認められたい」「褒められたい」って思うけど、それはきっと人間の原始的な欲求で、だからこそ子どもはもっと認めてあげたほうがいいし、大人もきっと同じ。

小さなからだの、小さなこころ。

10ヶ月の赤ちゃんの「どや顔」からもらった、そんな気づきだ。

Clip_2