北海道新聞「朝の食卓」最後の原稿提出

北海道新聞全道版に昨年、今年と連載しているコラム「朝の食卓」。

やはりここは子育てネタを書こう!とテーマを決めて、40数日に1回のペースで連載を続けていた。

連載中の最中にもいろいろな出来事があった。

仕事に復帰したり、第3子の妊娠がわかったり。

厚生労働省から「イクメンの星」に選ばれた…なんてこともあったし、もちろん今年は大きな地震やそれに続く災害もあった。

一方で「今年は五十嵐さんの連載を楽しみにしています」みたいなファンレターが来たり、子どもの誕生をお祝いして絵手紙がきたり…なんてことも。

もちろん昔の知り合いに声をかけてもらったり、近所の人たちに感想を言ってもらえたり…なんてこともあった。



北海道新聞の部数は100万部を超えている。
全員が読んでいるわけではないにしても地元北海道で100万人近い人たちに読まれる…と考えると大きな緊張感がある一方、それだけ多くの人に読んでもらえている…という心地よさのようなものも感じていた。

文章を書いてお金をもらうのも初めての経験。
多くはないけど少なくもない金額。

文章のプロであるデスクからのメール、それはダメ出しだったり褒められる内容だったりするけれど、そういうものに一喜一憂したりもした。

そんな「朝の食卓」の連載は最初から2年間という約束。

今年2011年の大みそかの回をもって自分の連載は終わりだ。

「朝の食卓締め切り」と書かれた日付が近づいてドキドキするのも、デスクからのメールを緊張しながら開くのももう終わり。

「これでオッケーです」という担当者からのメールを見ていたら、自分の最終稿が少し暗めの内容だったこともあり、なんだか少し淋しい気持ちになった。

こうして地方紙とはいえ大型の新聞にコラムを書くという経験ができて、改めて関係者のみなさんや、僕を紹介してくれたママ記者であり子育て仲間のNさん、ねばり強く添削してくれた歴代のデスクさん、そして北海道の多くの読者のみなさんに感謝を伝えたい。

みなさんどうもありがとう。

僕にとっても楽しい2年間でした。
写真にしても文章にしても、なにかを表現することはとても楽しい。
またなにかこういう機会があったらいいなあ。

そんなわけで、僕の「朝の食卓」最終稿は大みそか12月31日となります。

どうぞよろしく。