連休中、ドライブにでかけた。
目的地は釧路の先、浜中町にある涙岬というところ。
ここは広々としたササ原に歩道が延びていて、その向こうに太平洋が広がっている…というところ。
今から10数年前、初めて北海道を妻(当時は結婚していなかったから彼女ちゃんだけど)と一緒に歩き、それ以来この広々とした大地と、そこを吹く風、そして広がる海の風景の独特な雰囲気が大好きになった。
なーんにもないところだけど、そのなーにもないのが一番の魅力だ。
クルマを停めて、ササ原を歩く。
前回はハルトが夏樹くらいのときに来た気がするから、2年ちょっとぶりだろうか。
なんとなく自分たちにとっての北海道の原風景、という感じがする。
最初に来たときとまったく変わらず、誰もいないし、なにもない。
波の音が下の方から聞こえてくる。
聞こえるのはそんな波の音と鳥の声だけ。
ハルトは岬の先が気に入ったらしく、座って海を見ている。
しばらく風と海と空を眺めていたら、太陽が太平洋のむこうに沈んでいった。
ハルト、また来ような。
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