赤ちゃん連れて

先日、夏樹のBCGの予防接種に出かけた。
あの剣山のようなのでブスッとやるアレ。

で、今回は妻に珍しく仕事関係の来客があり、またちょっと仕事が忙しいので、じゃあとーちゃんが子ども達を連れて行こう、という話になった。

でも待てよ。
ハルトは毎日連れ回しているからいいとして、夏樹はまだに40分くらいおきに「おっぱいくれー」と泣いて一日中授乳を繰り返している。

完全母乳なのでミルクは飲まないし、というよりミルクあげたことないから哺乳瓶もミルクも何もないけど、予防接種の間大丈夫かしらん?
注射してギャーッ!と泣いたときにおっぱいなくて大丈夫?

でもまあモノは試しに、ということでチャイルドシートにふたりを乗せて出発。

病院の接種する部屋に着くと、同じような赤ちゃんがいっぱいいて、熱気で暑いほど。
うわー。こりゃ大変だ。
イスも全然足りないのでみんなジュータンに座って床に赤ちゃんを寝かせてあやしたりしている。

…と危険なのがハルト2歳。
相変わらずぱたぱたと走り回るので、他の赤ちゃんを踏まないかと冷や冷や。
夏樹を抱きながら、こらこら!まてまて!あスイマセン、まてまて!とちょっと大変。

赤ちゃんは何十組かいたけど、パパが連れてきているのなんて当然ウチだけ。
ママばかり大勢のなかにひとりポツンといて、しかもなかには授乳しているママもいるし、知っている顔はひとりもいないし、居心地が悪いこと悪いこと。部屋の端で小さくなって過ごしていた(笑)

夏樹はというと、抱かれながらぐっすりとお昼寝中。
「夏樹くーん」と名前を呼ばれて腕を出して、いきなり例の剣山でブスッ!うわっ、痛そう!

と思ったら、案の定ギャー!と泣き出した。おー、よしよし。
そしてもう一撃ブス!ギャー!
見ていたハルトも「あかちゃん、痛い痛い」と言っている。

その後夏樹は少しの間泣いていたけど、そうとう眠かったらしく、またすぐに寝てしまい、一安心。

ハルトが赤ちゃんのときの検診のときもそうだったけど、泣きじゃくる赤ん坊をあやしていると、ママたちから「あー、おっぱいあげればすぐ泣きやむのに、なんで父親が連れてきているんだろ?」という視線、これが一番気になるので、激しく泣きまくる場面がなくて良かった…。
とーちゃんとしては、なにが気になるって、こういうときのママたちの視線だ。

その後30分くらいは様子見で部屋にいて、その後とりあえずクルマに乗せてしまえば、ひと安心。無事に家に着いたのでした。

結局家を出発して帰ってくるまで2時間ほど。
はじめて夏樹を連れて出かけたけれど、いまのところ2時間くらいは大丈夫、ということがわかった。

なかなかひとりでふたりの幼児を連れて歩くのは大変そうだけど、でもこんな感じで自分も子供らも慣れていけたらいいな。