男の子育てとママ友

男の子育てって孤独だ、と感じることがある。

自分の性格によるものかもしれないけれど、同じ年頃の子どもを育てている他の人、それは多くの場合女性で、
自分はそんなママたちと話す機会はとても少ない。

たまに育児の集まりに顔を出す事も無いわけではないし、公園で知らないママと一言二言言葉を交わす事はあっても、話し込んだり、
お互いの家にいったりするほど仲良くなる事はほとんど無い。

だから育児はわりと孤独で自己流、良くも悪くも「本能で育児」という感じがする。

「迷わず子育てしていていいですね」と言ってくれる人もいるけど、実際は迷ったり悩んでばかりだ。



さて、この週末、このブログにときどきコメントをくれていたSENさん一家が遊びに来てくれた。

以前街で見かけて声をかけてくれたり、このブログのなかでアドバイスをくれたりと、なにかと我が家の事を気にかけてくれるSENさんには、
ハルトと同じ歳の男の子がいる。

いままでも少ないママ友や、いろいろな人の子育てを見せてもらったりしたけど、なぜか全員子どもは女の子。

ハルトはどうみても他の子よりも、運動要求量が半端じゃなかったり、力が強かったり、きかん坊だったり、淋しんぼうだったり、
気に入らないことがあると暴れて叫んで本当に手に負えないことがあったりする。

すごく動きが良くて、でも「言葉が遅い」なんて指摘されたり、あきらかに他の子どものほうが育てやすそうで、
もしかして男である自分が育てているからでは?と悩んだりすることもある。

あるいは他のママたちは自分の好きな事に時間を使っているように見えるのに、自分は育児と家事だけで手一杯、自分の時間が無くて、
なんだか毎日ヘトヘトなこととか。

でも今回遊びに来た男の子を見てわかった。

それは男親が育てているからでなくて、ハルトの個性であり、またある面ではハルトが男だから。

ハルトを2年育ててきて、初めて同年代の男の子の様子を見て、お母さんの話を聞いて、自分たちもちゃんと子育てしているし、
自分たちのやっていることは間違っていない、ということがやっとわかった。

育児話といっても話している内容はたいしたことではなくて「そうそう、そういうことってあるよねー」くらいなんだけど、
でもたったそれだけでも、とてもホッとしてしまう。

なんというか「同じ道をたどっている」ということがわかっただけでとても安心したし、これでいいんだなー、という実感。

そんなふうに話をしてくれたSENさん夫婦には本当に感謝だ。

育児休業に入る際、妻以外に育児について話が出来る人が身近にいないことは予想できた。

でも育児体験記なんかネット上のブログでも書籍でも山の様にあるし、別に育児友、ママ友なんかいなくても…と思っていたけど、
それは間違いだった。

やっぱり顔を見て、子どもたちを見ながら話をできる相手は必要だし、そういう機会は自分で作らないとダメなのかも。

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本文とは関係ないけど、最近台所の蛇口に手が届くようになってイタズラ三昧のハルト。