割れる皿

最近、ハルトがご飯を食べている途中で器を投げることがある。

食べ物が無くなったのが気に入らないのか、なんだかよくわからないけれど、いきなり器をポイっ。

赤ちゃん用のプラ皿セットとかもあるけど使っておらず、離乳食の最初から親とまったく同じ陶器の皿を使っているので、 床に投げれば割れてしまう。

ああっ、と思った瞬間には皿は宙を舞いパリーン!
ほーら、投げちゃダメでしょー。割れちゃったよー…なんて言いながら、割れた皿を片づけて、掃除機かけて…なんてことはいつものことだ。

でもプラスチックの器を使う気にはどうしてもならない。
なぜかというと、1つにはプラの感触が嫌いなこと。食べ物というのは、器を手に取ったときの重さとか、ひんやりした感触とか、そういう感覚的なモノも重要で、それらを感じることも食べ物を味わうことの一部だと信じているから。
もう1つは器というのは落としたら割れるものだし、割れるものだからこそ注意して扱わないといけない、ということを教えたいから。

しかし実際問題として、ずいぶん皿を割られてしまった。
ポイポイポイと投げるので、皿がどんどん減って、いままであった皿の3割くらいは割れてしまったような気がする。
床にはキズがずいぶん付いてしまったし、皿の他にコーヒーをいれるティーサーバーも2つ割られてしまい、いまは3つめ。

パリーンと爽快な音とともに割れると一瞬イラっとするけれど、まずは深呼吸。
まずはケガしなかったか聞いて、次に割れた皿を片づけて、そして正しい使い方を教えよう。

投げると割れてダメになってしまう…ということはまだちょっと理解できないみたいだけど、そろそろわかってくれるはず。
最近は「あちゃーっ」という顔をしている気がするし、投げる=割れる=割れたら使えないのでダメ、とわかるまでもうちょっと…… だといいのだけど。