家族の時間

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

このところ妻の仕事が以前ほど忙しくない。

子どもを囲んで夫婦で過ごすいっぱいの時間、生活の時間はとても豊かだ。

夕方暗くなる頃には食事の支度をはじめ、5時過ぎにはもう晩ご飯。
家族全員でお風呂にゆっくりとつかり、台所の片づけを済ませてもまだ7時前。

その後、ハルトを囲んでおやすみの時間までを過ごす。

我が家はテレビを見ない家なので、時間はたっぷり。
子どもを囲んで、家族で遊び、夫婦でアレコレ話をしたり、コリコリとコーヒーを挽いて楽しんだり。

一日のなかで家族で過ごす時間が増えて、以前よりずっとずっと家族の笑顔が増えた気がするし、 腹の底から笑ってしまうようなことが多くなったような気がする。

妻の職場は自宅の一室とはいえ、日々深夜遅くまで仕事があり、土日もろくに休めない…というような日々に比べると、 なんと人間的で幸せな日々なことか。やっぱり人間的な暮らしには人間的な勤務時間の長さが必要だ。

もちろん妻は自営業だから、あまり暇なのはいろいろな意味で困るけれど、しかし多くを望まなければ、こんな暮らしも悪くない。


…3週間ほど前に岩見沢で「紅玉」というリンゴを買った。
そのときの皮を捨てずに発酵させて酵母を起こして作った天然酵母のパン。
地元産小麦粉でゆっくりと作った自然酵母のパンは大地の味。

作った本人である妻は仕上がりにちょっと不満みたいだけれど、いえいえとてもおいしい。
こんなものが食卓に上るのも、仕事がほどほどなおかげだ。