秋の夕暮れ

秋の夕暮れ。
橙色に染まっていく風景と、この季節特有の冷たく乾いた空気が好きだ。

毎日、そんな時間のなかを過ごしている。

ハルトを誘って、いつもの場所に向かう道のりは木のトンネル。


トンネルを抜けると、いつもの風景。
秋まき小麦が夕日にキラキラ光っている。

16時。
ハルトの影が長く伸びて、10月の北海道の短い一日が終わろうとしている。

さあ、ご飯を作りに帰ろうか。

1歳児と過ごすこんな秋の日々があったことを、ずっと忘れないでいたい。