今日は妻の仕事がちょっと早めに終わったので、前々から行きたくてチェックしていたところに行ってみた。
それは士幌町にある朝陽公園というところ。ここはこの時期、ホタルが飛び交っていているという。
国道241号線から右手に入り、ずっーと行ったところにある。
日がしっかり沈み、もう夜の時間になったころ会場に着いた。
受付があって名前を書くと、ホタル観賞用の赤い光の懐中電灯を受け取る。
暗闇のなか進むと…ああっ、いた。
茂みの中や小さなの川のところに、ホタルがふわふわと淡い光を放って舞っている。
温度のない不思議なひかりはとても暗いけれど、音もなく静かに瞬いていて、とても幻想的で不思議な風景だ。
ふわふわ…と飛んで、葉っぱの下に留まって、ゆっくりと点滅するホタル。
それはこんな小さな自然が織りなす、音のない小さな光のショータイム。
ホタルの光って本当に温度がない、という感じの、LEDのような不思議な光。
とても暗いのだけど、たしかに虫たちが光を使って会話をしている。
数にしたら数十匹といったところで、あたり一面ホタル…というわけではないけれど、でもとてもきれい。
ハルトも不思議そうな顔をして(暗いからわからないけどたぶん)小さな光の点滅を見つめている。
平日だというのに子連れなどで見に来ている人たちも結構いて、みんなとても嬉しそうだ。
ここは地域の人たちがこつこつと環境を整えて、大切に育ててきた場所だそう。
十数年前、実家の鎌倉の家に近くにやっぱりホタルが飛ぶ場所があった。
毎年この時期を楽しみにしていたことや、ヤブの中をワクワクしながら降りていったときの地面の感触なんかを思い出してしまった。
こういうものって不思議と癒し効果があって、暗い光の点滅をみているだけで、なんだか落ち着くような気がする。
来年もまた来よう。
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あと何日かは見られるようなので、帯広近辺に住んでいる方はぜひ行ってみてください。
場所は地図になくてよくわからないのだけど、241号線「ピア21しほろ」を過ぎて右手を注目していると小さな看板が設置されていました。時間は日没から21時くらいまでが見頃だそうです。
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