サラリーマンとは

約半年間の育休も今日で終わり。
明日からサラリーマンに戻る…と思っていたのだけれど、復帰2日前となる昨日になって、とんでもない展開になってしまった。

どうしても今日話があるんだけど?と呼び出しを受け、会社に行ってみたところ、本部から来ていた「エラい人」の口からとんでもない言葉が飛び出してきた。

・もとの派遣先に復帰できなくなった。
・6月1日から東京に派遣。単身で行ってもらうがかまわないか。

ええええっっ!?
数日前には「もとの派遣先」に戻るよう指示され、その準備をしていたのに、いきなりそんなことを言われるとは。
聞けば、今朝になってもとの派遣先から連絡があり、諸事情により受け入れられなくなった…とのこと。

そもそも育児休暇を取る際、もとの派遣先からは「再度来て欲しい」、自分の会社からは「もとの派遣先に戻ってもらい、それができなくても転勤や単身赴任はない」という話だったはず。

そんな大事なことは即答できない。

この話は、自分の会社、中間派遣会社、派遣先の会社の3者で関連しているので、今日は中間派遣会社と派遣先の会社の担当者に事情を聞いてみた。

詳しいことはここには書けないけれど、それぞれ言うことが違い、それぞれ「自分の判断ではない」…というようなことを主張している。結局、どうしてそういうことになってしまったのかは霧の中で、誰を信じるべきかわからない、というのが印象だ。

なんにしろ「もとの派遣先」に、今の会社の社員という立場で戻ることはできない…ということは確かだ、ということはわかった。

いやはや…。

東京に行く話は、とりあえず1ヶ月間はウィークリーマンションに住み、その後は未定…という話。

しかし妻もまだ仕事があり、もちろんサラリーマン業をやりながら、家事育児を全面的にサポートするつもりで、そんな話は到底無理。
首都圏に住むのがイヤで、大好きな北海道に引っ越ししてきたのに。
実家もない北海道で、ふたりで力を合わせて子どもを育てていると知っているのに…。

もちろん転勤無しという条件で入社したわけではないし、他の人たちがそうであるように、転勤は「お願い」ではなく基本的には「命令」だ。それがサラリーマンのルール。

とりあえず東京行きは断ったけれど、しかし断ったからといって地元の仕事は無く、明日からどんなことになるか、今度は何を言われるのか、まったくわからない。
コロっと態度を変えた派遣先への不信感と、だからといってさらっと「来週から東京ね」という自分の会社への不信感。


復帰時については、何人かとしっかりと約束をしたつもりだったけれど、そんな口約束にはなにも効果はない、ということに今さら気が付いた。
そんなことを簡単に信じてしまった自分が悪いのか。
それとも派遣先や上司と絶対的な信頼関係を作り出せなかった、自分自身の仕事への姿勢の問題なのか。


自分自身、こんなことになって「とても頭に来ている」のかというと、実はそうでもない。
それぞれの立場で見てみれば、たしかに個々の人たちの言うことはわかるし、それが「会社の利益に貢献する」というサラリーマンとしての仕事をしているような気もする。
だから誰か個人を責めても仕方がないし、なんとなく「仕方ないのかも」という気持ちもある。

…サラリーマンっていったいなんなんだろう。


そんなわけで、今日は一日妻といろいろな話をした。

まずは様々なお金の計算。
そもそも私たちはなんのために生きているのか。
自分たちの幸せはどこにあるのか。
家族とは、そして仕事とは。


#誰が読んでいるかわからないため、どうしてもブログに書けない事情があります。
この話は現在も進行中であり、少しはここに書かれていること以外の事象や事情もある、という点をご了承ください。本当にごめんなさい。